天文屋日記
天文屋のスーダラ日記です。
(気まぐれ不定期更新)
画像をクリックすると拡大されます。

ディスク使用量
使用済み:
96,357,012バイト
   
1000MBのうち9.6%を使用しています。
2006年5月25日(祝!ホームページ容量300MB→1000MB)

ジオシティーズのファイルマネージャでディスク使用量を調べていたら、いつの間にか
ホームページ容量の上限が300MB→1000MBになっていました(左図参照)。ありゃりゃ???
ヽ(゜∀゜)ノヤッホーイ  Yahoo!ジオシティーズ万歳!

最近、サイズの大きなファイルをやたらめったら大量にアップロードしていたので、
残量が気になり始めてはいたのですが、これにて一件落着。

新しい大油田が見つかった様な気分です(どんな例えやねん)。

これだけ容量があれば今までできなかったことができる様に・・・
あんなことやこんなことや・・・
更に 悪巧み 夢は大きく膨らむのでありました。


彗星の地平高度が上がってくるまでの間、
月明かりの中で撮影したM27(亜鈴状星雲)
2分×4枚コンポジット、トリミングしてあります。
BESTな条件下での撮影ではないので
天文屋日記掲載の画像と相成りました。
いつか、暗夜の南中時に撮影してみたいと
思います

2006年 5月21日 シュワスマン・ワハマン彗星撮影

月明かりの中、懲りもせずまたまたシュワスマン・ワハマン彗星を撮影しました。
これまでの撮影とは異なり、超低空での撮影。しかも夜明け直前。
こんな悪条件の元では さすがに誰も撮影していないでしょう画像はこちらに掲載してあります
5月24日追記(↑と思ったら、Astroartsのホームページに5月22日撮影のB核の投稿画像が載っているのを発見!
         ・・・・・考えが甘かったか。天文屋も5月22日に撮影していますが、怠け者なので画像処理はまだ
          行っていません。彗星が夜空を移動していくGIFアニメも作るつもりだったのですが、そちらも
          まだ手付かずです。どうもすんません)


5月21日撮影の画像は鑑賞用としては使えない写りの悪い画像ですが、学術的な価値はあると
思います(多分)。実際に御礼のメールが届いたことはありませんが、このホームページの画像を見て
彗星の軌道要素の計算に活用している人が何処かにいるかもしれません。
もうしばらくの間は撮影を続けてみたいと思います。

しかしまあ、最近ほとんど晴れません。
昨日、今日は何とか奇跡的に晴れていますが、5月19日以前はほとんど全滅に近い状態でした。
「近畿地方はとっくに梅雨入りしてるのではないか?」と思えてなりません。
梅雨の定義を調べてみると、「日本付近に前線が停滞し、ぐずついた天気が長く続く状態」とあります。
ゴールデンウイーク以後はまさしくその状態の連続だったと思うのですが・・・。
気象庁さ〜ん。もう梅雨入りしてますよ〜。早く梅雨入り宣言してくださいませ。

シュワスマン・ワハマン彗星撮影の様子
南中時にはほとんど天頂に近いところを
通過していきました

(なるべく南中時を狙って撮るべし撮るべし)
2006年 4月26日、4月29日、5月1日、5月3日、5月4日、5月5日
シュワスマン・ワハマン彗星撮影

現在地球に接近中の「シュワスマン・ワハマン彗星」を何夜にも渡り撮影しました。
既にTOP PAGEで撮影画像を公開中ですが、何でこんなにこだわるのかというと・・・・・、
今年の2月下旬〜3月上旬頃に見ごろとなったポイマンスキー彗星でショボイ画像しか撮れず
たいへん悔しい思いをしたからです。

撮影には、TAKAHASHIのε−180ED、NikonのD200、TAKAHASHIのEM−200 Temma2
といった最新鋭機材の組み合わせで望みました。D200は高画素(1020万画素)であるため、
画像の一部をトリミングしても画質は余裕たっぷり。おかげで迫力いっぱいの彗星の画像を得ることが
できました。

連休中は奇跡的に晴れの日が続き、連日連夜に渡り撮影を行いましたが、さすがに体力の方が
限界に達し、5月5日にはかなりグロッキーな状態でした。
そこで天文屋が、「そろそろ勘弁して欲しいなあ、たまには雲ってくれんかなー」とつぶやいたのが
いけなかったのでしょうか? 5月6日以降はまともに晴れてくれません。
天気の週間予報を見ても曇りか雨の日の連続で、地球再接近の日(C核:5月12日、B核:5月14日)
までは望み薄な感じです。ヒエ〜、私が悪うございました。そろそ晴れて下さいませ。
2006年4月4日、2006年4月8日 天文屋日記縮小(手抜き)版

 (1)土佐宇宙酒が届く(4月4日) 
         
が、飲む勇気はまだ無し/(-_-)\
              

 (2)黄砂が物凄いことになっとります(4月8日) 4月8日の奇妙な青い夕日 ( ̄□ ̄;)!!
                

 (3)縞々修理に出したD200が帰ってきました(4月8日) 

    縞々は目立たなくなりましたが、マツゲ現象は直らず
 ぶー(>ε<)
             
画像なし 2006年4月2日 (土佐宇宙酒 発注)

4
月2日、土佐宇宙酒を思わず発注してしまいました
以下、高木酒造のホームページから抜粋
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高知の県民体育館では、土佐はし拳全日本選手権の熱戦が繰り広げられていた2005年10月1日、 ロシアでは「高知酵母」を乗せたロケットが打ち上げられました。
「宇宙に酵母を打ち上げてみよう。」そんな壮大なロマンにかけてみる。土佐人の体にはそんな、突拍子もないことをしでかす血が流れているようです。 
高知県酒造組合の一大プロジェクト「土佐宇宙酒」開発プロジェクトに使用する高知県産吟醸酵母と県産酒造好適米の種籾を乗せたロケットは見事打ち上げに成功!!
宇宙で約10日間過ごした後、地球に帰ってきた酵母は無事回収され、高知県工業技術センターに届けられました。

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価格は、純米大吟醸(720ml)が3150円、 純米吟醸が2625円(720ml)で、天文屋は純米大吟醸の方を
1本発注しました
一応、中身は飲むつもりなのですが、ちょっと不安も・・・
(今はもう墜落して衛星軌道を飛んでいませんが)ロシアの宇宙ステーション「ミール」では、船内の微生物が急速に
突然変異を起こして進化を繰り返していたことが確認されています。それらの中には、人間の活動に非常に役立つ奴も
いれば、物凄く有害な奴もいるはずです。
酵母が悪い方向に突然変異を起こしていなければ良いのですが・・・
実際に飲むのは、しばらく世間の反応を見てからにしようと思います。



光軸調整済みのε-180EDで
撮影した画像(全面ほぼOK)

2006年4月1日 (ε-180ED 光軸調整の結果は・・・)

光軸調整を実施したε-180EDで試写を行いました。
天気が悪かったり、PIE2006があったり、その他モロモロの理由でなかなか試写が行えず、
光軸調整から12日が経過。ようやく3月31日に試写できました。ヤレヤレ。
左の画像は光軸調整済みのε-180ED(デジ一眼カメラはCanon EOS Kiss DN)で撮影した画像です
(M46、M47のあたりを撮影しました)。解像度を下げて(長辺側を1024ピクセルに調整)ありますが
トリミングはしていません。
全面に渡って星像がシャープに写る様になり、光軸調整の結果はほぼOKであると判明。
 バンザーイヽ(´Д`ヽ)(/´Д`)/バンザーイ

ただし、星像がシャープである分、少しでもピントがズレると非常に目立ちます。
補正レンズにEDレンズが使用されているということもあり、温度変化によるピント位置のズレが無視できませんので
頻繁にピントの再確認が必要です。鏡筒の向きを大きく変えた時もピントを再確認する必要があります。
(実際、4時間ほど使用している間にピント位置がかなり変化しました)
それに、わずかなガイドミスも非常に目立ってしまいます。
てなわけで、本機を使いこなすには慣れとコツ、そしてそれなりの努力が必要です。

ところで左の画像、ステライメージVer5で周辺減光補正、カブリ補正等を実施してありますが、
画像下部の急激な光量の落ち込み(EOS Kiss DNのミラーによるケラレと思われる)はどうしても補正しきれません。
面倒くさいですが、フラット補正はやはり実施すべきです。
(2006年3月13日の画像を見た本ホームページの閲覧者から、「フラット補正ぐらいきちんとやれ」との
 お叱りの声を頂きました。 <(_ _)>  滝の様な汗・・・)
2006年3月24日〜26日 (PIE2006)

3月24日〜26日の3日間は PIE2006を見に東京BIGサイトへ行っておりました。
(夜は
東京ベイ有明ワシントンホテルに宿泊しました)

     

カメラはNikonのD200、レンズは Nikon AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF) を持っていきました。
(画像は全てこの組み合わせで撮影したものです)
撮影枚数はおよそ600枚ほど(気に入らずに消した分を含めると1000枚以上になります)。
これは昨年のPIE2005で撮影した枚数の4倍に当たります。いやあ、手が痛いのなんのって・・・・・。
昨年のPIE2005の画像は Nikon D70とTAMRON SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A09)で撮影したものであり、
この組み合わせは軽くて楽だったのですが、今年のD200+18-200mmは重くて本当に辛かったとです・・・・・
D70とD200は全く別物であると思い知らされました(まあ、当たり前の事なんですけど・・・・・)
もちろん、重さに耐えただけの成果は充分に有りました。今回撮影した画像は昨年のものより格段に画質が向上しています。細部の描写がまるで違います。

ところで、撮影に夢中になるあまり乱雑な扱い方をしたせいか、 D200の10ピンターミナルのキャップを落として紛失してしまいました。
(家に帰ってきてから気が付きました。大ショック! 3月30日現在、Nikonオンラインショップでは品切れ中であり、近所のキタムラにも置いてなかったので
 ヨドバシドットコムに発注しました。値段は1個105円。発送費の方が高いゾ!シャレにならないので、液晶プロテクター等も同時に購入しました。
 たった105円の部品で夜も眠れず・・・・・)

(PIE2006の他の画像はPIE2006画像集のコーナーへ移動しました)


2006年3月23日 (PIE2006 予告編)

天文屋のホームページでは今年もフォトイメージングエキスポの会場の様子を紹介する予定です。

[今後の予定]
 3月24日(金):早朝出発〜昼頃到着〜PIE2006会場巡り〜東京ベイ有明ワシントンホテル泊(予約済み)
 3月25日(土):9:30 ホテル出発〜PIE2006会場巡り
         10:30-11:30 天体望遠鏡による写真の楽しみ方(田中千秋氏)
         〜17:00、@かAを選択
               @24、25日の2日間で満足した場合→宿泊キャンセル、帰路につく
               Aまだまだ見たりない場合→東京ベイ有明ワシントンホテルにもう一泊(予約済み)
 3月26日(日):(Aの場合)9:30ホテル出発〜PIE2006会場巡り〜16:00 PIE2006閉幕〜帰路につく
 3月?日:ホームページ更新作業


海外へ日食を見に行くことができず非常に悔しい思いをしているので、 国内でPIE2006を
思い切り満悦してやるのだ〜

( ゜∀゜)フハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \(笑いすぎ)。
2006年3月19日 (ε−180ED いじりまくり)

[光軸合わせ]
ε−180EDの光軸合わせのための必須アイテム、
センタリングチューブとセンタリングアイピースを早速入手しました。

センタリングアイピースは、目を光軸の中央部に正しく位置させるための小さな穴がひとつ開いているだけの簡素な構造となっています
(レンズは一切使用されていません)。

センタリングチューブは、筒先にテグスを十字状に張って使用します。この十字の交点を基準にして光軸を合わせる仕組みとなっています。
ε−180EDに装着して光軸の状態を確認してみたところ、・・・やはり光軸がズレていました。どうやら、斜鏡の光軸がズレている様です。

ε−180EDの斜鏡中央部には黒丸状、主鏡中央部には黒いリング状のマーキングが施されており、これらのマーキングが十字の交点に対して
 同心円となる様に調整すると光軸合わせOKなのですが、今回は黒丸の位置がズレていましたので斜鏡の光軸がズレていると判断したわけです。
斜鏡の光軸を専用工具( ε−180EDに同梱されていたスパナ)を使用して調整したところ、ほぼ同心円状となり光軸合わせ終了。
あとは夜を待ってテスト撮影を行うだけです。さて、どうなりますやら (でも今晩は晴れそうにない・・・)。

[FQR−1]
センタリングチューブ、センタリングアイピースと同時に発注しておいたFQR-1も早速装着してみました。
最初、「FQR-1は要らないかな」と思っていたのですが、ε−180EDをしばらく使用してみて「FQR-1は必要である」と判明。
 
理由:ファインダーを鏡筒後ろ側の台座に装着すると、ファインダー接眼部が邪魔になり、床に直接鏡筒を置けなくなるから
そんなわけでFQR-1が同時に発売されたものと思われます。
主鏡側を上にして床に置けば問題ない様に思えますが、逆さ置きはしない方が賢明でしょう
蓋が外れやすい、鏡筒を持ち上げにくい、重量バランスが悪くて転倒の危険が大である といった理由から)。
そんなわけで、ε−180EDの購入を考えておられる方はFQR-1も同時に購入されることをお勧めします。

[MEF−1]
ε−180EDはシビアなピント合わせが要求されるため、MEF−1も装着してみました。MEF−1は以前から所有しており、FS-60Cに装着してあった
ものを外してε−180EDに付け替えました(MEF−1は結構値段が高いため、新規には購入せずFS-60Cからの付け替えで対応)。
FS-60CにはBORGのM57ヘリコイドが装着してありますので、MEF−1を外しても何ら問題はありません(M57ヘリコイド+MEF−1のダブル装備なんて
過剰装備もいいとこですからねえ・・・・・)

ところが、実際に換装作業を行ってみると、メタルカニメのネジ足が短くて接続アームが固定できないことが判明。星ナビ2006年3月号、46ページ下側の
写真ではきちんと装着できているのに・・・。ロット間で仕様が異なるのでしょうか? 摩訶不思議。
いろいろ調べたところ、MEF-1に同梱の、「補助用アーム取り付けネジ」なるもの(ネジの長さがメタルカニメよりも長いもの)を使って装着すれば良いことが判明。
でも、見た目はメタルカニメの方が格好いいなあ・・・・・。何か釈然としませんが、取りあえず実用上はこれで問題ないので良しとしましょう。。

[D200装着結果]
ところで、D200の装着結果はどうなったのかと申しますと・・・・・。一応OK。
でも、ドロチューブを内側に引っ込めると、D200のフラッシュ下部とドロチューブの外壁が干渉します。
無限遠のピント位置ではOKなので実害はありませんが・・・・・何か微妙な結果に。
天文屋の所有しているデジタル一眼レフカメラだけでもあちこち干渉しまくりでしたので、ひょっとしたら無限遠が出ない機種が存在するのかも・・・・・
非常に気になります。

センタリングチューブと
センタリングアイピース
光軸調整前の状態
斜鏡の光軸がズレている

(Coolpix990で撮影)
斜鏡の光軸を調整
光軸調整後の状態
(Coolpix990で撮影)
FQR-1を装着 MEF-1を装着 D200を装着 ドロチューブを内側に
入れていくと
・・・ゴッツンコ
2006年3月17日 (SETI@homeからのメール)

3月17日 13時47分、下記の様なメールがSETI@homeから届きました。要するに「プロジェクトが金欠状態なので寄付をお願いします」という内容。
メールの詳細な内容から判断するに、詐欺メールの類ではなさそうな雰囲気。でも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ユニセフから個人宛で送られてくる寄付依頼の封書みたいで何か嫌な感じ。
データの解析は協力するけど、寄付まではしてあげられません。
あしからず。


−−−−−−以下、メール内容−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

Dear Tanasonic,

SETI@home needs your help. But before we tell you why - and how you can help - Dan and I would like to thank you for your role in the SETI@home success story.

We would first like to thank you for your participation in SETI@home. During the first SETI@home project you personally assisted us by searching for extraterrestrial signals in 5307 data chunks and providing 3.335 years of computing time. We want you to know we appreciate your efforts and the efforts of the other 5.4 million volunteers who have donated over 2.4 million years of processing time. When we started, people thought our projection of 100,000 users to be overly optimistic! You helped us prove that public participation in scientific computing could work. You also helped us to see that this type of community effort deserved to be more common. That's why we developed the Berkeley Open Infrastructure for Network Computing or BOINC. BOINC has the benefit of allowing our volunteers the option of sharing their processing power with other worthy projects in addition to SETI@home. These projects range from looking for gravitational waves to searching for cures to diseases.

But all these successes are just a beginning. As you are aware, SETI@home has successfully transitioned to operating under BOINC. Because of this, new searches are on the horizon for SETI@home. We are releasing a new version of our processing software that increases the sensitivity of our search by a factor of two or more. We are building and installing a new data recorder at Arecibo. This data recorder operates in conjunction with a newly installed receiver that has the capability to observe seven places on the sky simultaneously. It also increases our sensitivity by another factor of five. These increases in sensitivity mean that SETI@home will have capability of detecting signals that are three times more distant than we could before. The region of space we can search will expand by a factor of thirty. That's thirty times the chance that your computer will detect that faint signal from another star.

This increase in capability isn't without cost. Following the "dot com" bust, the commercial support that kept SETI@home running has largely disappeared. Because of this loss of support, we can no longer count on matching funds from the University of California. We are rapidly approaching the end of what funds we do have. We we will need to raise about $750,000 to pay for these new capabilities and to keep SETI@home operating for the next year. Without this support SETI@home may be forced to shut down.

We hope that you will consider making a donation to SETI@home. You can make a secure donation by credit card by clicking this link. Instructions for donation by check or money order are there as well. Unless you specify otherwise, your donation will be noted by a star icon next to your username on the SETI@home pages and your username will appear on our list of donors. If you do not wish to have this recognition you may indicate that as well. Please be assured that regardless of whether or not you choose to have your donation be anonymous, SETI@home will not share your address with other organizations.

You can check on our fundraising progress by visiting our main site at http://setiathome.berkeley.edu

Thank You,
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(サンキューって言われてもなあ・・・・・困ります)

2006年3月13日 (ε−180EDで撮影した星像の検証)

3月8日の早朝にポイマンスキー彗星を撮影する前にM13を試写していたのですが、いろいろと忙しかったので本日になって
ようやく画像を処理しました。ポイマンスキー彗星の画像処理の時に既に気付いていたのですが、どうも写野周辺部の星像が
予想以上に良くない様です。下の画像を見ると 特に写野左側の星像がボケボケです。中央やや上(M13のやや上のあたり)は
きちんとピントが合っているのでピント調整ミスではないと思います。ちょっと(かなり)ショック。

ただ単に光軸が合っていないだけだとは思うのですが、メーカーから納入されてきたばかりなので、すぐに使える状態になっている
ものだとばかり思っていました。非常にデリケートな代物なので、搬送中に光軸が狂ったのかも?
何にしても、こいつを使いこなすには完璧な光軸調整をマスターしなければなりません。

センタリングチューブとセンタリングアイピース31.7は必須アイテムと思われますので早速発注を掛けることにします。
(そう言えば、BORG 125ED/F4の光軸もヤケに狂いやすくて、毎回撮影前に調整し直す必要があるもんなあ・・・・
 こいつはF2.8だから、更にもっとジャジャ馬なのかも? うひゃーーえらいもん買ってしもたー(もちろん後悔はしてないですよ))

ちなみに、写野四隅の光量の落ち込みは周辺減光(ε−180EDの光学系起因)によるもので、
写野四辺(特に下辺)の光量の急激な落ち込みは EOS Kiss Digital Nのミラーボックスによるケラレが原因です。

(現実は厳しい・・・・)

    撮影日時:2006年3月8日午前2時29分〜32分(JST) 3分間露光
     デジタル一眼レフカメラ:EOS Kiss Digital N、
     ISO:800、WB:AUTO、JPEG(SIZE L)で撮影、ダークは引いてません

           
    ノートリミング、解像度無変換の画像         トリミングすれば何とか使える・・・かなあ?
    写野周辺部の星像が想像以上にボケボケ      (教訓)光軸はきちんと自分で合わせましょう
2006年3月8日 (ポイマンスキー彗星撮影)

3月8日の早朝、午前1時頃から機材の準備を始め、ポイマンスキー彗星の撮影に望みました。
空は非常にヌケの悪い状態。最初のうちは3等星まで見えていたものの、時間が経つほど状況は悪化し、
ついには「2等星がなんとか見えるかな」という状態に・・・。
撤収するかどうか悩んだものの、時間をかけて機材をセッティングしているのでもったいないし、これを逃すともう撮影の
チャンスは無いかもしれないので そのまま作業を続行。
結果、なんとか尾は写ったものの、ショボイ画像しか撮れませんでした。 (;´д⊂
でもまあ、高度10度くらいまで昇ってきた金星が薄ボンヤリとしか見えない様な悪条件の中、ここまでよく撮れたもんです。
そんな自分を褒めてあげたい(←精一杯の言い訳)。


 [撮影データ]
 撮影日時:2006年3月8日午前4時45分〜午前5時01分(JST)
 機材:Takahashi EM-200 Temma2、Takahashi ε-180ED、Canon EOS Kiss Digital N
 ISO800、WB:AUTO、2分露光×8枚撮影、ダーク2分×8枚撮影
 RAP Ver1.12でダーク除去、ステライメージVer5でコンポジット等


             
       撮影機材            EM−200に同架した                 ポイマンスキー彗星
                         ε−180EDとBORG76ED              (C/2006 A1)  
2006年3月6日 (ε−180ED到着)

最新兵器、Takahashiのε-180EDが我が家に到着。
ヽ(゚∀゚)ノ ヤターーー
(何故か激しいデジャブに襲われる天文屋)

2月の初旬に発注を掛け、およそ1ヶ月で届きました。
製造番号は06015。おそらく、2006年度の15番目に作られた製品という意味でしょう。
スペックは、焦点距離500mm、F2.8。ほとんど望遠鏡というよりは巨大な望遠レンズといった感じです。
これで傑作を撮りまくるゾー。 ( ゜∀゜)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \(笑いすぎ)。
早速NikonのD70を、ワイドマウント(Nikon用)を介してε-180EDに装着してみました。
すると、ED補正レンズのツバの部分とD70のフラッシュ下部の出っ張り部分が接触することが判明。 (´Д`;) ウワ〜〜〜ン。   
何とかギリギリ装着はできますが、無理に回転させると擦れて磨耗しそうです。EOS Kiss DNの場合はどうなんやろか?(なぜか関西弁)。

ワイドマウント(Nikon用)をワイドマウント(EOS用)に交換してEOS Kiss DNを装着してみました。すると、何とかセーフ。 (^−^;ホッ
あと何か忘れているような・・・・・・・・・。あっ、この画像を撮るのに使っていたD200をまだ試してない(大馬鹿者)。 
灯台もと暗しとはまさにこのことか〜。 ( ´△`)アァ-

この続きはまた後日。

    
        梱包を開けたところ       EM-200に搭載したところ            Nikon D70を装着         Canon EOS Kiss Digital Nを装着


天文屋のD200で撮影した画像
(注:解像度を下げてある為、この画像
を拡大しても縞々は見えない)



上の画像の赤囲み部分をトリミングした
画像。
暗部に明瞭な縞々が発生している
 
2006年3月6日 (D200の縞々について)

【巷で大騒ぎになっているD200の縞々問題に関する天文屋の見解】
・縞々は低温環境下、画面内に極端に輝度差の大きな被写体がある場合に発生しやすい。
・縞々発生の程度にはかなり固体差がある。ISO100の一般撮影(意図的に輝度差の大きな被写体を撮影
 しているわけではないのに)で画面全体に渡って明瞭な縞々が発生する最悪ケースから、あらゆる撮影条件
 において使用者側が全く縞々に気付かないケースまで多々ある。縞々が顕著に発生するD200ユーザーは
 顔を真っ赤にして猛抗議し、縞々の出にくいD200ユーザーはそれに対して「何を大げさな」「神経質すぎる」
 「あおり行為だ」と批判し、縞々が顕著に発生するD200ユーザーはそれらの批判を聞いて逆上している。
・「縞々が出ない」と言っているD200ユーザーもいる。それらのユーザーのD200は比較的程度の良い固体
 なのであり、縞々が全く出ないのではない。正しい評価方法を知らない、評価の必要性を感じていない、
 評価する気もない、よって気付いていないだけである。プロのレポーターがNikonに対する気遣いから、
 「自分のD200には縞々は発生していない」と明言したケースもあるが、その人の撮影した画像を見ると
 やはり縞々は発生していた(縞が出る様にわざと明るい光源を入れて撮影していた。「これは本音とは
 違うんだ」という隠されたメッセージか?)。
・現在は、縞々問題を考慮した上で比較的よく調整されたD200が出荷されている。ただし、調整のみで
 縞々を完全に出なくすることは不可能(実用上ほぼ問題ないレベルに仕上がってはいる)。
・結局のところ、D200で縞々が発生するのはD200の仕様(4チャンネル読み出しのチャンネル間レベル差)
 によるものである。よって、縞々は多かれ少なかれ全ての個体で発生している。
・縞々問題を完全に解決するには、画像処理部の設計変更と部品交換が必要である。調整だけでは不可。

【天文屋所有のD200に縞々は出るか?】
・天文屋のD200で撮影した画像にも縞々は発生する(左の画像参照)。
 ただし、これでも比較的程度の良い方の固体である。
・天体画像コーナーのD200による作例を見ていただいてもわかる通り、天体画像においては縞々は
 見当たらず、実用上問題なしと判断している。よって今のところ修理には出していない。
・縞々は、(天文屋所有のD200に限っての話ではあるが)複数枚画像のコンポジット、画像解像度を下げる
 ことによって見えなく(目立たなく)することが可能である。

   以上。ところで、これって日記だろうか?
2005年11月5〜6日 (岡山県 天文台めぐりの旅)

11月5日〜6日、OAA伊賀上野支部のメンバーとともに、岡山県美星町の美星スペースガードセンター、美星天文台、倉敷市の倉敷天文台へ見学に行って参りました。(注:更新日11月13日ですが、11月5日、6日の日記です。1週間遅れで日記を更新するヘタレ天文屋・・・)

【美星スペースガードセンター】
まず、メインドーム(画像1、左側のドーム)内の100cm光学望遠鏡を見学させてもらいました。焦点部には800万画素の冷却CCD、10個が常時取り付けられており、残念ながら目で覗いての観測は不可能とのことでした(泣)。一度に写せる視野角は3度で、これはだいたいアンドロメダ銀河が画面内に収まる程度の視野角です(え?わかりにくいので他の例は無いかって?満月の直径がおよそ0.5度ですので満月6個分といったところです)。総画素数8000万画素(しかも16ビット)ともなると画像処理に大変強力な処理能力を要求されるため、各CCDからのデータを分散させて4系統のコンピュータで処理したのち、一つの画像にまとめているとのこと。ちなみに天文屋のパソコンでは、800万画素RAW画像(12ビット)を4枚もコンポジットすればほとんどフリーズ状態・・・。もっと処理速度が早くてメモリがたくさんのパソコンが欲しい・・・(とか言い始めたらキリがないのでこれくらいで・・・)。次に、隣のスライディングルーフ(画像1、右側)内の50cm光学望遠鏡を見学しました。こちらには800万画素の冷却CCD2個が取り付けられており、視野角は2度だそうです。100cm光学望遠鏡よりも視野が狭いのですが、その分 天体の追尾速度が速いという特長を持っています(赤経、赤緯各5度/秒以上。100cm光学望遠鏡の方は2.5度/秒以上とのこと。参考:MEADEのLX-200シリーズの天体導入速度がおよそ8度/秒です)。口径50cmの望遠鏡が5度/秒以上の速度で動いている姿をぜひ見てみたいものです(が、稼働中は人間は立ち入れません。当然、動いている様子を見ることはできませんでした。残念・・・)。
(注:観測中はドーム内、スライディングルーフ内は無人であり、望遠鏡は遠隔操作されています。人間が望遠鏡のそばに居ると振動の元となり、また、熱源となって空気を掻き乱し、観測結果に悪影響を与えるため、大型の観測施設ではドーム内を完全に無人化し、望遠鏡を遠隔操作する方式が今では常識となっています(ハワイのすばる望遠鏡も同様です))


            
       画像1 美星スペースガードセンター       画像2 100cm光学望遠鏡            画像3 50cm光学望遠鏡

【美星天文台】
美星天文台は美星スペースガードセンターのすぐ隣りに建っています。美星天文台は口径101cmの反射望遠鏡を備えた日本最大級の公開天文台です。5日の夜に101cm望遠鏡を見学しました。こちらの望遠鏡は目で覗くことができますヽ(゜∀゜)ノ。残念ながら当日の晩は曇りで、あまり良い条件ではありませんでしたが薄雲を通して火星の姿を観望することができました。画像5はSIGMAの円周魚眼レンズで撮影したものです。こういう場ではフラッシュが焚けませんので撮影は困難を極めます。絞り開放F4.0、ISO1600、露光時間5秒、手持ちで撮影しました(←普通の人なら諦める条件)。そんなわけでややボケ気味です(御容赦下さい)。

        
     画像4 美星天文台(5日の昼間に撮影)   画像5 美星天文台の101cm望遠鏡

【倉敷天文台】
翌11月6日、倉敷市内を散策した後、倉敷天文台を見学しました。倉敷天文台は、大正15年、全国初の民間天文台として誕生しました。現在は、原澄冶・本田實記念館となっており、観測は行われていません。記念館の建物は昭和27年に建てられたもので、直径5mのドームが載っています。2階のドーム内には32cm反射望遠鏡と12cm屈折望遠鏡が展示されていました(32cmというと天文屋所有のドブソニアンと同じ口径ですが、大正15年当時にそれを入手するというのはたいへんなことであったと思われます)。32cm反射望遠鏡の反射鏡は取り外され、ガラスケース内に展示されていました。大正15年製とは思えない反射率でしたので、おそらく再メッキが行われているのでしょう。天文屋のドブソニアンも購入後10年ほど経っていますが、そろそろ再メッキした方がいいのかもしれません。以前、Newtonに再メッキの見積もり価格を問い合わせたら、本体の新品価格よりも高価でした(笑)(注:MEADE社に送って再メッキした場合)。というわけで、国内で再メッキを依頼できる会社を現在模索中であります。

           
          画像6 雨の倉敷               画像7 倉敷天文台           画像8 倉敷天文台のドーム内部

D200 外観



某サイトから拾ってきた画像
D200(左利き用?)

(ガセ画像の可能性が高いので
あまり信用しないでネ)

2005年11月1日 (Nikon D200が正式発表される)

D200がいつ正式発表されるのか、やきもきしていたNikonファンが多かったのではないでしょうか。
中国の某サイトや、イギリスのNikonサイトなどから既に情報がリークしていたので おおよその仕様はつかんでいたのですが、これまで多数のデマが飛び交ったということもあり、「本家本元である日本のNikonのサイトから発信された情報でない限り信用できない」というのが多くのNikonファンの一致した意見なのでありました。

[これまでの経緯]
 ・7月14日、 米国で「D200」の名前で商標登録される
 ・8月上旬、NikonのサイトでD100の販売が終了
 ・8月下旬、D100の生産そのものが終了
 ・D200の外観画像(他機種一眼デジカメの一部分をコラージュして作ったガセ画像)が海外サイトで流れる
 ・10月1日正式発表とのデマが広がる(→が、発表されず、多くのNikonファンがしびれを切らす)
 ・某巨大掲示板でD200関連のスレッドが多数立ち、発表が遅いことを理由に叩かれる


D200の発表を待たされていた間、Canonからは35mm版フルサイズCCDのEOS 5Dが発表され、Nikonファンは本当につらい思いをしました。いっそのことCanonに乗り換えてしまおうか(交換レンズをCanon EFレンズで揃えようか)という気分にさえなってしまいました(泣)。

そんな中、「11月1日13時、日本のNikonサイトでD200正式発表」という、わりと信憑性のある情報をつかみ、当日の13時00分〜15分の間(日本の)Nikonのサイトにアクセスしまくったのですが更新される気配が全くなく、仕事に行く時間となり時間切れ・・・(またガセ情報だったのか〜チキショ〜〜 → 落ち込んだ気分のまま仕事へ直行)。ところが、翌11月2日の午前0時40分頃に仕事から帰ってくると(日本の)NikonのサイトでD200が正式発表されているではありませんか!(どうやらNikon関係の掲示板の書き込み情報によると13時30分頃に更新された模様であります) 発売予定日は12月16日とのこと。
じらし戦法?が得意なNikon様。あまりじらしすぎてCanonに鞍替えするNikonファンが出てきても知りませんぞ〜

 おまけ(某所から拾ってきたD200のガセ画像)
  1. D100ベースのガセ画像
  
2. D2Xベースのガセ画像
  3. F6ベースのガセ画像


地震が起こらないことを祈るばかり・・・
2005年7月3日 引越し当日)

本日、引越します。
が、午前4時50分現在、まだ梱包作業を続行中です。引越し業者の方は午前9時頃に来られる予定。
ま、まずい、このままでは・・・寝れない。窓の外はすでに明るくなっております。
ホームページ更新などしている場合ではないのですが、「もう1回更新します」と宣言してしまった以上やむなし。
(;´д⊂

ところで、左の画像・・・。ここ1週間ほど、ダンボールの山の中で寝ています(笑)。
全体の荷物はこの画像に収まっている量の2倍はあります。
全部トラックに乗るか、ちょっと心配です。(^−^;オイオイ)


川崎市で見られた二重の虹
SIGMA 8mm F4 EX CIRCULAR FISHEYE
と Nikon D70で撮影した画像をトリミング

トリミング前のオリジナル画像はこちら
2005年6月11日 重の虹が出る)

18時30分〜40分頃、二重の虹が出現。これは急いで撮影せねば(←?)と思い、SIGMAの魚眼レンズとD70を緊急招集。
小雨が降っていることも全く気にせず連写。その中で最も写りが良さそうな画像を選んで画像処理しました。
これほど見事な虹は10年に1回くらいの頻度でしかお目にかかることはできません。
考えようによってはこれも一種の天体写真かも?


子供のころ、「虹の出る方行には宝が埋まっている」という話を聞いたことがあります。が、大人になってよくよく考えてみると、虹の出る方向は必ず太陽の反対側方向・・・異なる2地点で虹を観測しても同じ方角に見えてたんじゃ宝の埋まっている地点を特定できるわけないだろ・・・などと実に可愛げのないことを考えたりしている天文屋でありました。
おそらく、虹を見ることによって受ける感動が宝そのものなのでしょう(←ハイ、ここ笑うところ)


擬似ML-L3赤外リモコンを
万能TGタイマーと組み合わせて試用
2005年6月4日 (D70用 擬似ML-L3赤外リモコンの完全動作を確認)

4月5日の天文屋日記で紹介した擬似ML-L3赤外リモコンが、ついに成功しました。
と言っても、天文屋はリモコン波形の解析やD70での動作試験を行っていただけで、心臓部となるPICの
プログラムはせんだい宇宙館の早水氏によるものです。この擬似ML-L3赤外リモコンを作ったそもそもの
理由は、「ML-L3への配線接続の改造が一般の人には難しいから」というものでした。リモコン自体をKIT化
してしまえば赤外リモコン改造の問題は解決することになります。

ところが、ところが、そんな中、無情にもD70sが発売されてしまい、擬似ML-L3赤外リモコンの価値は大幅に
下がってしまいました。しかも旧製品のD70にリモートケーブル接続端子を増設するサービスも始まって
しまい、ますます逆風が強まってしまいました(その改造にD70を出したのはどこの誰かいな?)。
赤外リモコン自体を販売することについても法的に問題が有りそうで、この試作品はお蔵入りになってしまう
可能性が高そうです。

ただ、技術的にはおもしろいものなので、他社製の赤外リモコンの波形も解析して、全メーカーデジカメ対応
のマルチ赤外リモコンの製作なんぞを目指してみようかなとか思っている今日このごろです。

PICのプログラムは早水氏の作られたものをいじって遊んでみようと思います(一応了解は得ています)。


リモートコード接続端子が増設された
D70にMC-DC1を接続


リモートコード接続端子の様子
2005年6月4日 (リモートコード端子増設改造のD70が戻ってくる)

Nikon D70にリモートコード接続端子を増設するサービスが開始されましたので、早速天文屋もD70を改造
に出しました。当初のNikonからの返事では6月8日(水)返送とのことだったのですが、実際には6月3日(金)
には届いていた様です。不在連絡票がドアにはさまっていました。帰宅が遅かったので、現物を受け取ったのは
翌日の6月4日(土)です。Nikonに私のD70が届いたのは5月30日(月)の昼ごろのはずですので、わずか
3日間で改造してくれたことになります。Nikon様に感謝。かかった費用は21000円でした(送料、税金を含む)。

端子増設部の外観はD70sと全く同じで、実に綺麗に仕上げられています。恐らく、DC IN、VIDEO OUTのダスト
キャップ周辺の部分も同時に交換されており、D70s純正の部品と交換されているものと思われます。

リモートコードMC-DC1を実際につないでみたところ、かなり差し込みが固めに感じられました。容易には抜けない
ように固めに設計されているのでしょうか。接続端子の仕様は少し特殊なもので、一見、IEEE1394の4PIN端子の
様に見えますが、それとは形状が微妙に異なっています。この仕様のプラグが売られているのを天文屋は見たことが
ありません(このプラグを自作のために入手するのは恐らく非常に困難でしょう。Canonのリモートコード接続端子の様に
一般的な仕様のものにしてくれればもっと自作が楽なのに・・・)。万能TGタイマーと接続するにはMC-DC1の購入が
絶対必要ということになってしまいそうです。

リモートコードがつなげるようになった利点としては以下の2点が挙げられます
  
1.ケーブルでつなぐことによって、赤外リモコンでの制御よりも確実にシャッターが切れる(信頼性の向上)
  2.露光時間の上限:30分の制限が取り払われた

2.に関しては全く予想外でした。露光時間をBulbにして赤外リモコンでシャッターを切ると、露光時間30分で強制的に
シャッターが閉じますが、リモートコードでは時間制限がありません(注:ただしD70のノイズ除去機能は30分までしか
対応していませんので、カメラにノイズ除去作業をさせる場合は やはり30分が上限となります)。
画像処理ソフトのRAPやStella Image5を所有している人であれば、カメラのノイズ除去機能をOFFにし、RAWで撮影する
ことによって30分以上の露光時間の画像からノイズを引くことが可能です。
いやあ、実にいい発見をした。満足、満足。

Stella Image Ver5
(バージョンアップ版)の同梱物
製品S/N、天文屋の住所はぼかして
あります(決して解析しないで下さい)
2005年5月14日 (Stella Image Ver.5をやっと入手しました)

やっと、天体画像処理ソフト「Stella Image Ver5」を入手しました。

製品自体は3月下旬の発売だったのですが、バージョンアップ案内の封書が実家(三重)の方に届いていたため申し込みできず、4月、5月に撮影した天体画像ではまだVer4を使用していました(涙)。

ファイルの読み込み時間が大幅に短縮され、また、従来RegiStaxでしか処理できなかった動画の取り込み、自動コンポジットにも対応するようになりました。現像前のRawファイルからダークを引くことも可能になり、まさに至れり尽くせりです。

周辺減光、かぶりに対して自動的に補正を行う機能も追加されており、この機能を使って過去に画像処理をおこなったファイルを調べてみると、・・・・・、完全にかぶり補正を行ったと思っていた画像でもかなりのかぶりの傾斜が残っていました(大ショック、全く修行が足りません)。

これまでに撮影した画像を再度処理し直してみようと思います(ある日突然画像が入れ替わっているのを発見しても気にしないで下さい (笑))。

2005年4月21日 (Nikon D70sの笑撃) ←どこかで見た様なタイトルですが、気にしないで下さい

Nikon D70s。何故か突然の発表。何だこりゃー!?
しかし、それにしても何でこんなおかしなタイミングで新製品を投入するのでしょうか。
過去の例から考えても、発売の3ヶ月前くらいには正式発表するのが通例でしたのに。
フォトイメージングエキスポ2005で発表されなかったのであと半年は出ないと思っていました。
4月20日にNikonのホームページ上で発表で、発売開始はわずか1週間後の4月27日だそうです・・・。
Nikonさんは一体何を考えているのでしょうか?芸風が変わった?
 
それはさておき、
スペック的にはCanonのEOS Kiss Digital Nで見られたほどの従来機種からの大きな変更は見られず、
外観的にもほとんど同じ。画素数も610万画素で変化なし。液晶が1.8インチから2インチへ、それにバッテリーの
容量もUPしてはいますが、正直、思っていたほどの性能UPではなく、少し(かなり)がっかり。Canonにシェアを
拡大されない様に早めに新機種を投入しておきたかったのでしょうか。
それが災いして大幅な性能向上には手を
付けられなかったのでしょう。天文屋は、・・・購入するかどうか決めかねてます。う〜ん微妙。

ただ、リモートコード(MC−DC1)が使用可能になった点は注目で、天体撮影派にはうれしい改善です。従来の
赤外リモコン(ML−L3)も使用可能です。D70sが出たからと言って、従来製品D70のユーザーがすぐにD70sに
買い換えるわけではないのですが、天文屋的には 赤外リモコン改造成功の価値が一気に下がってしまい、
その点は正直ショックです。
 
とりあえずはリモートコード(MC−DC1)の構造を解析してみます
おそらくCanonのリモートスイッチ(RS−60E3)とほぼ同じ構造と思われますので改造は楽チンでしょう。

新機能説明のタイミングチャート




未完成の擬似D70リモコン。
こういうのも早水氏と一緒に
検討してました。
2005年4月5日 (万能TGタイマーがバージョンアップ)

4月3日の深夜、せんだい宇宙館の早水氏より「万能TGタイマー」用の新規のプログラムが電子メールで送られてきました。
万能TGタイマーの新規のプログラムは、デジタル一眼レフカメラ、又は、シャッター制御が電子化されている銀塩カメラ等での長時間インターバル撮影の自動化を万能TGタイマー1台で可能とするためのものでした。

この新機に追加された機能は「IRモード」、「ケーブルモード」と呼ばれるものです(それぞれ、赤外線リモコン制御用、ケーブルレリーズ制御用の機能です)。技術的な詰めは少し以前から早水氏と電子メールでやりとりしていたのですが、そのプログラムがついに完成したのです。秋月のPICプログラマーキットでPICにプログラムを送り込み、D70のインターバル撮影を試してみたところ、大成功!早速 試用結果を早水氏に電子メールで報告しました。
(注:D70はケーブルレリーズをつなぐことができない仕様ですので、天文屋工房で紹介している「改造赤外リモコン(ML−L3を改造したもの)」を使用しました)

また、「ケーブルモード」はCanonのEOS KISS DIGITAL(EOS KISS DIGITAL N)のインターバル撮影に対応させるためのものです。こちらは露光時間中、万能TGタイマーのリレー接点がずっとON状態になっています(ケーブルレリーズのボタンがずっと押されたままの状態を再現しています)。ただし、この機能を使うには、Canonから発売されているリモートスイッチ「RS−60E3」の改造が必要です(天文ガイド2005年4月号の97、98ページで紹介されています)。こちらの改造は赤外リモコンの改造よりも簡単です。


早水氏からの報告によると、「万能TGタイマー」をVer2.0にアップデートすべく、天文ガイドと交渉済みとのことです。
既に「万能TGタイマーVer1.2」を購入されている方に対しても、新プラグラムが入力されたPICに交換するためのサービスを開始するとのことでした(万能TGタイマー購入者で、メールアドレスの判明している方々に対してはすでに案内文のメールが送られている様です)。バージョンアップの方法は、万能TGタイマーの本体を早水氏宛に送る(代金1000円)ということになっています。

何月号になるかはまだわかりませんが、上記の新機能の紹介文が 天文ガイドに掲載される予定です。天文屋も赤外リモコンの改造に関する記事を書くことになっています(大丈夫か?天文屋・・・このホームページの様な、くだけた口調の文章は書けないゾ)。

新しい動きがあればまたお伝えします。



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