天文屋日記 
2003年1月25日〜2003年6月30日

天文屋の過去の日記です。(不定期更新)
画像をクリックすると拡大されます。




エアキャップ(梱包材)望遠鏡?
こんなバカなことやってないで
さっさと荷造りせねば・・・。
2003年6月30日(天文屋引越しのお知らせ)
突然ですが・・・引越します。煤i゜Д゜;)
新しい住所は

 
〒216−0011 神奈川県川崎市宮前区犬蔵3丁目   

です。実はここしばらくの間、引越しの手続きと梱包作業で大忙しの毎日でした。
新居は、見晴らしの良い高台の上にあり、3階建ての最上階の部屋です。
眺望の良さを重視して決めたのですが、駅が遠く、坂がきついので通勤には苦労しそうです。
また、エレベータもないので階段の昇り降りにも苦労しそうです
(良い眺めを得るためには仕方がない・・・・でも、後悔しないかな〜)。
年末年始は帰省しますので、年賀状の住所は従来のままでOKです。
電子メールは、転送サービスを利用しますのでこれも従来通りでOKです。
で、・・・このホームページですが、このまま残します。更新は、たまに帰省した際にまとめて行う
ことになります。それがいつで、どのくらいの頻度になるかは私にもわかりませんが・・・・(^−^;)。


ORION試写画像
2003年6月21日(ORIONニュートン鏡筒で冷却CCD撮影)
ORIONニュートン鏡筒を使って、冷却CCDで試写を行いました。(左画像参照)
なぜ天体画像でないのかというと・・・・晴れないからです
   (;´д⊂
RGB3色合成していますのでカラー画像になっています。普段天体しか撮影しないので
カラーバランスが合っているかどうかの判断は他人の撮影した画像と見比べるしかなかったの
ですが、この画像を見る限りではどうやら問題なさそうです。後ろの方の草がブレて
写っているのは風で揺れているからです。3色合成しているので3色に色づいて見えます。

手前の草の葉や、葉に付いた露などは非常にシャープに写っており、ニュートン
反射らしいキリリと引き締まった画像を得ることができました。


主鏡位置移動後の様子

元の主鏡固定ボルト穴の処置
2003年6月17日(帰ってきたORIONニュートン鏡筒)
本日、ORIONニュートン鏡筒が帰ってきました。日曜に佐川急便で送った鏡筒は
月曜にテレビュージャパンに到着し、到着したその日のうちに主鏡移動、再光軸
合わせ、返送の作業を行って下さった様です。帰ってくるまで1週間くらいかかる
かなと思っていたので非常に驚きました(迅速、かつ誠実な対応を取って頂きまして
たいへん感謝しております)。


主鏡位置変更後の外観は左の画像の通りで、元の主鏡固定ボルト穴の位置には
化粧ビスが取り付けられており違和感はありません。光軸の方も、手持ちのレーザー
コリメータで調べてみたところ、きっちりと合っています(ベタ曇りですので恒星像
では確認できていません)。冷却CCDでのピント確認は未実施ですが、事前に
主鏡移動量の検討をきちんと行っているので、これで確実にピントが出るはずです。
あとは晴れるのを祈るだけですが週間予報は雨マークがずらり・・・。

思わず雲消し男の真似をしてみる天文屋でした。これだけ雲量が多いと無理ですが
(←それ以前の問題。無駄と知りつつグレージング観測の時などはこれをしょっちゅう
やっていたりする訳ですが・・・)。

画像なし 2003年6月15日(ORIONニュートン鏡筒 里帰り)
ORIONニュートン鏡筒でピントが出ないことをテレビュージャパンに問い合わせたところ、
「35mm銀塩カメラでピントが出ない際の修理は製品保証の対象になる」とのことでした。
ピント位置の検証をいろいろ実施した結果、主鏡の位置を対物側に25mmずらすことに
決定しました。その作業はテレビュージャパンが行ってくれるとのこと。ORIONニュートン
鏡筒を再度梱包し直し、本日佐川急便にて返送しました。しばしのお別れ・・・・。
この1週間でORIONで見た天体は薄雲越しの月だけ・・・。予報によると梅雨まっさかりで
しばらく晴れそうにありませんが
、帰ってきたORIONニュートン鏡筒で早く火星の姿を観望、
撮影してみたいものです。


梱包を開けたところ


EM200に搭載したところ


スライド式フィルターアダプターを
介して冷却CCDカメラを接続
(ピントが出ない・・・煤i゜Д゜;)


BORGの31.7mmアイピース
ホルダーで光路長を短くし、間に
何も介さず直に接続
(それでもピントが出ない (;´д⊂)
2003年6月7日(ORIONニュートン鏡筒が届く)
今年の3月20日にテレビュージャパンに発注していたORIONニュートン
鏡筒が本日ついに到着しました。

ヽ(゚∀゚)ノ ヤターーー あれデジャブー?
テレビュージャパンのホームページによると、納期は2〜3ヶ月とのことですが、
T氏(例のマイコンGHS+TIViの納入先の人物)がこれと全く同じものを発注した
ときは「1ヶ月未満で到着した」と言われていたので待つ時間が随分長く感じられま
した(多分火星観望目的で注文が殺到して納期が延びてるんだろうな・・・・・・)。

晴れてないのでまだ星は見ていません(何故か週末は必ず天気が崩れる・・・
何でだ!(`□´) )。ファーストライトは近所の電柱でした。倍率300倍で近所の
風景を見てみましたが像質はなかなかいい感じです。EM200に搭載してみると、5kgの
バランスウェイト2個ではわずかにバランスが合いません。冷却CCDを取り付ければ
更にバランスが崩れてしまうので早速テレスコープセンターアイベルさんに5kgのウェイト
を1個注文しました。

さて、冷却CCDを取り付けて早速地上風景を試写してみようかなと思い、セッティングを
済ませてピント位置を探してみたところ・・・・・・・・・・
ガーン煤i゜Д゜;) 
無限遠にピントが出ない
正しいピント位置は内側(斜鏡に近い側)にある様で、合焦ハンドルを目一杯
内側まで回してもピントが出ないのです。最初、スライド式フィルターアダプターを
付けていたので、そのせいで光路長が長くなりすぎているのかなと思っていました。
スライド式フィルターアダプターを取り付けるのはひとまずあきらめ、間に何も介さず
直付けにすればピントが出るんじゃないか・・・・そう考え、冷却CCDを31.7mm
スリーブ取り付け仕様に変え、望遠鏡の31.7mm接眼アダプターを より光路長の
短いBORG製のものに取替え再度試してみたところ・・・・・・
ガーンガーン煤i゜Д゜;) 
やっぱりピントが出ない
    (;´д⊂
「冷却CCD(BITRAN BJ−31L)ではピントが出なかったよ」とT氏から聞いていたので
ある程度覚悟はしていたのですが、やっぱりMUTOHのCVでも駄目でした。
冷却CCDでの撮影はこの望遠鏡を購入した重要な目的のひとつであったのであまりにも
ショックが大きすぎました
(注:眼視では問題なくピントが出ます)
BORGパーツを駆使してもこれ以上光路長を短くすることはできません。
さてどうするか・・・・・・・・・・(−−; うーむ。
T氏は主鏡の取り付け位置を斜鏡に近づける方向に25mmずらす作戦を取るとのこと。
(もちろんそんなことをすればメーカー保障は受けられませんが・・・・)
見たところ、主鏡のセルは3本のネジのみで鏡筒と接続され、位置を固定されている模様。
これなら新たなネジ穴を3つ開けるだけで主鏡の位置は変更できるものと思われますが
主鏡への悪影響、再光軸合わせの問題、メーカー保障の問題などリスクは大きい・・・・・
しかし、背に腹は変えられず、天文屋も上記の改造を検討中なのでありました。

テレビュー様、冷却CCDユーザーの為に、ぜひとも改善をお願い致します。



観測機材 その1

観測機材 その2
2003年5月3日(ガリレオ衛星の相互現象)
ガニメデの本影の中にイオが入る現象を観測しました。イオの光度が5%程度まで
減少するというかなり見栄えのするもので、久しぶりに「マイコンGHS時計+TIVi」の
出番となりました。

観測方法
LX200−20/f10の直焦点にWATEC:WAT−100Nを取り付け、WAT−100N
からのビデオ映像をマイコンGHS時計+TIViに接続。時刻情報をスーパーインポーズ
した、マイコンGHS時計+TIViからの映像をデジタルビデオカメラ(SONY:PC−3)で
録画。

感想
予報時刻が来ると見る見るイオが減光していき、実におもしろい現象でした (^−^)ノ。
増光の方も楽しめました(一粒で二度おいしい?)。

反省
想像以上にイオが減光してしまい、最大減光時にはビデオ映像からイオの姿がほとんど
見えなくなってしまいました。木星が明るすぎるのでWAT−100Nのシャッタースピードを
調節して映像を少し暗めにしていたのですが・・・


画像の説明
観測機材1

WAT−100Nのコントローラとデジタルビデオカメラ、そしてマイコンGHS時計+TIVi
デジタルビデオカメラの予備のバッテリーも準備していました。

観測機材2
LX−200−20/f10の接眼部にWAT−100Nのカメラ本体を取り付けてあります。
後ろのビニールハウスや苗、ネギ畑は無視して下さい
(農家なのがバレバレです(^−^;)。

TGV-M
2003年4月4日(TGV−Mが届く)
天文ガイドから頒布が開始されたCCDカメラモジュール「TGV−M」が
今日仕事から帰ってくると 
(とはいっても既に午前1時で、日付が変わっている
ので届いたのは4月3日のことになりますが)
届いていました
ヽ(゚∀゚)ノ ヤターーー
撮影した画像を後日公開する予定です。
どんな使い方をするかは現在模索中です。
それにしても・・・狙ったわけではないですが、やっと三日坊主から脱出しました。

仕事が忙しく、1ヶ月近くホームページを更新していませんでした
(どうもすみませんでした)。今日も
かなり無理して更新作業をやっています
(これを書いてる今現在、午前4時ちょっと前くらいです)。

NEAT彗星
2003年1月30日(ニート彗星撮影成功)
冷却CCDカメラの制御ソフトが立ち上がらなくなったため原因を探していました
が、とうとうわからずじまい・・・。「ひょっとして冷却CCDの本体が壊れたの
かも」と思い、ノートPCではなくデスクトップPCにつないで試してみました。
すると全く問題なく動作したので、これはもしかしてソフトウェア起因?と思い、
ノートPCのハードディスクをフォーマットし、再度OSと制御ソフトをインストール
し直したのです。すると難無く動作するではないですか!こんなことを夜中に
やっていたので3時間くらいしか寝ていません。(この努力のおかげで1月30日
夕方に撮影を遂行できたのでありました。めでたしめでたし。)

天文屋の撮影機材
2003年1月28日(ニート彗星撮影失敗)
久しぶりに晴れそうだったのでニート彗星(C/2002 V1)を撮影しようと思い
夕方頃から急いで機材をSET UPしました。しかし、冷却CCDの制御ソフトの
調子がおかしいことに気が付きました。「メモリの分割に失敗しました」などと
エラーメッセージを返してきて一向に立ち上がる気配がありません。

電源を入れなおしたりケーブルの接続を再確認したりいろいろと手は尽くしたの
ですが、そうこうしているうちに彗星の高度はどんどん下がり、撮影不可に・・・。

(皆さんも機材のチェックはこまめに行いましょう)
肉眼では尾は確認できませんでしたが、口径5cmのファインダーで楽に見える
ほど明るくなっていました(これで撮影できていればなあ。後悔先に立たず。)

京都大学信楽MU観測所のレーザー光線
2003年1月25日(京都大学信楽MU観測所のレーザー光)
2003年1月25日の午後10時40分ごろ、私の自宅(三重県
阿山町)から左記の様な緑色の光線が西空に見えました。
これは滋賀県信楽町にある京都大学の研究施設が上空の
温度や水蒸気量を測定するために上空に向けてレーザー光
を照射しているものです(私の親がこれを見て「UFOか?」と
私に尋ねてきました。やれやれ^o^)。
(Nikon Coolpix990にて50秒間露光)



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