C/2011 L4 パンスターズ彗星
画像







4月8日明け方のパンスターズ彗星(C/2011 L4)
のモノクロ反転画像
に、StellaImage Ver7.0aにて
疑似カラー(レインボー1)2回実施




4月8日明け方のパンスターズ彗星(C/2011 L4)
のモノクロ反転画像


元画像は4月8日撮影の画像と同じですが、淡い尾がはっきりと見える様に
モノクロ反転させてみました。その結果、やはり当初の予想通り、
かなり広い範囲に渡って尾が広がっていることが確認できました。




4月8日明け方のパンスターズ彗星(C/2011 L4) その1
2013年4月8日午前4時21分34秒〜午前4時30分26秒の間(JST)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D4、撮像範囲:FXフォーマット(36×24)
交換レンズ:
SIGMA APO 300mm F2.8 EX HSM
焦点距離:300mm、絞り:F2.8をF3.5に絞る、
赤道儀:タカハシ EM200 Temma2
露光時間:20秒を20枚撮影、感度:ISO3200、
画質:RAW、高感度ノイズ除去:NORMAL、長秒時ノイズ除去:OFF、WB:AUTO
StellaImage Ver7.0aにて画像処理
ダーク減算後、彗星核位置でコンポジット、画像はトリミングしてあります)

撮影地:三重県伊賀市

RAW(14bit)で撮影した画像にダーク減算処理を行い、コンポジットした画像です。
彗星の左側の領域が広い範囲に渡って白っぽく見えていますが
気のせいではなく、全て彗星の尾です
(海外で撮影された画像↓を見ると納得がいくかと思います)

http://spaceweather.com/gallery/indiv_upload.php?upload_id=80426
当日の朝、撮影準備の為に午前3時15分に目覚ましをSETしておいたら、
午前2時30分頃に目が覚めました。もう一眠りしようかと思いましたが、
撮影のことが気になって寝れず。結局その後、すぐに準備を始めました。
(どうしようもない小心者ですな)
自宅から東北の方向は条件が悪く、小高い丘が邪魔をしています。
午前4時になってもまだ彗星の姿を確認できませんでした。
(見えぬなら、昇るまで待とう、パンスターズ)
結局、途中で雲の通過がありましたが、どうにか夜が明けきる前に撮影できました。
簡易的に画像処理を行ってHPに仮画像をUPした後、午前5時30分に
会社へ出社しました。こんな生活していたら、早死にするゾ(多分、きっと)。

会社から帰ってきた後、上記の画像を処理しました。
結果、TYPEVの尾まで写っていました。





4月8日明け方のパンスターズ彗星(C/2011 L4) その2
2013年4月8日午前4時21分34秒〜午前4時30分26秒の間(JST)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D4、撮像範囲:FXフォーマット(36×24)
交換レンズ:
SIGMA APO 300mm F2.8 EX HSM
焦点距離:300mm、絞り:F2.8をF3.5に絞る、
赤道儀:タカハシ EM200 Temma2
露光時間:20秒を20枚撮影、感度:ISO3200、
画質:JPEG、高感度ノイズ除去:NORMAL、長秒時ノイズ除去:OFF、WB:AUTO
StellaImage Ver7.0aにて画像処理
(彗星核位置でコンポジット、画像はトリミングしてあります)

撮影地:三重県伊賀市


こちらはJPEGで撮影した画像をコンポジットして処理したものです。
ダーク減算を行っていないので黒点状のノイズが見られますが、
色の再現性はこちらの方が上でしたので掲載します。




パンスターズ彗星(C/2011 L4)とM31
2013年4月8日午前4時32分〜午前4時35分頃(JST)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D4、撮像範囲:FXフォーマット(36×24)
交換レンズ:
SIGMA APO 300mm F2.8 EX HSM
焦点距離:300mm、絞り:F2.8をF3.5に絞る、
赤道儀:タカハシ EM200 Temma2
露光時間:20秒を7枚撮影、感度:ISO3200、
画質:JPEG、高感度ノイズ除去:NORMAL、長秒時ノイズ除去:OFF、WB:AUTO
StellaImage Ver7.0aにて画像処理
(彗星核位置でコンポジット、画像はトリミングしてあります)

撮影地:三重県伊賀市


かなり明るくなってから撮影した画像ですので、
コントラストが眠くなっていますが、取り敢えずツーショット撮影に成功。





3月23日のパンスターズ彗星(C/2011 L4)

2013年3月23日午後6時59分35秒〜午後7時06分32秒の間(JST)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D800、撮像範囲:FXフォーマット(36×24)
交換レンズ:
SIGMA APO 300mm F2.8 EX HSM + SIGMA APO TELE CONVERTER 1.4×
合成焦点距離:420mm、絞り:開放(F4.0)、赤道儀:
TOAST
感度:ISO800、露光時間:2秒を1枚撮影
感度:ISO800、露光時間:3秒を1枚撮影
感度:ISO800、露光時間:5秒を8枚撮影
感度:ISO1000、露光時間:8秒を9枚撮影
画質:RAW、高感度ノイズ除去:NORMAL、長秒時ノイズ除去:ON、WB:AUTO
StellaImage Ver7.0aにて画像処理
(彗星核位置でコンポジット、画像はトリミングしてあります)

撮影地:三重県伊賀市(自宅から北北西へ280mの位置)

3月15日と比較し、かなり暗くなりました。
この日は12X56の双眼鏡を使っても彗星を見つけることができませんでした。
よって、写野への彗星の導入は、先日説明した、「ライブビュー画面捜索法」を実施。
しかし、彗星がかなり暗くなったのとPM2.5によるモヤの影響のせいか、
それでもなかなか発見できませんでした(本当に焦りまくりました)。
思い切ってISO感度をHi1(ISO12800)、シャッタースピードを上限値の
1/30秒に設定し、ようやく18時50分頃に発見することができました。

今までよりも長い露光時間を掛け、19枚もコンポジットしたにも関わらず、
彗星自体がかなり暗くなったせいか、期待したほどの写りではありませんでした。
(残念無念)





3月15日のパンスターズ彗星(C/2011 L4)

2013年3月15日午後6時56分02秒〜午後6時56分50秒の間(JST)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D800、撮像範囲:FXフォーマット(36×24)
交換レンズ:
SIGMA APO 300mm F2.8 EX HSM
撮影法:
三脚固定撮影、露光時間:0.5秒を20枚撮影、
焦点距離:300mm、絞り:F2.8をF3.5に絞る、感度:ISO1600、
画質:RAW、高感度ノイズ除去:NORMAL、長秒時ノイズ除去:ON、WB:AUTO
StellaImage Ver7.0aにて画像処理
(彗星核位置でコンポジット、画像はトリミングしてあります)

撮影地:三重県伊賀市(自宅から北北西へ280mの位置)

珍しく2日連続で大気の透明度の良い日が続きました。
この時期は日没が遅くなる一方ですが、彗星が沈む時刻がそれ以上に
遅くなってきたので、次第に撮影しやすくなってきました。

やはり彗星核から上方に向かって青くて淡いイオンテイルが伸びている様です。




同日に同じ機材で撮影した月とパンスターズ彗星(C/2011 L4)の、
見掛け上のサイズの比較


月の視直径は角度にして約30分(0.5度)程度。
パンスターズ彗星は、私が想像していたよりも以外と小さかった・・・。





3月14日のパンスターズ彗星(C/2011 L4)

2013年3月14日午後6時51分50秒〜午後6時52分44秒の間(JST)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D800、撮像範囲:FXフォーマット(36×24)
交換レンズ:
SIGMA APO 300mm F2.8 EX HSM
撮影法:
三脚固定撮影、露光時間:0.5秒を20枚撮影、
焦点距離:300mm、絞り:F2.8をF3.5に絞る、感度:ISO1600、
画質:RAW、高感度ノイズ除去:NORMAL、長秒時ノイズ除去:ON、WB:AUTO
StellaImage Ver7.0aにて画像処理
(彗星核位置でコンポジット、画像はトリミングしてあります)

撮影地:三重県伊賀市(自宅から北北西へ280mの位置)

この日は大気の透明度が高く、初めて肉眼による目視で彗星を確認することができました。
但し、尾の部分は肉眼では全く見えず、彗星核の一番明るい部分が恒星状に見える
といった感じでした。事情を全く知らない人が見れば彗星とは気付かないでしょう。

さて、本日撮影したRAW画像を丁寧に20枚コンポジットし、コントラストを上げる処理を行いました。
彗星核の中心から(この画像で)上の方に向かって伸びる青くて淡い筋状のものが
見える?気がします(確証はありませんがイオンテイルである可能性が考えられます)

この日の帰り道、カノープスが見えるかどうか確認しましたが、シーイングによるちらつきが
大きいものの、はっきりと肉眼で確認できました。やはり今日は「当たりの日」の様です。

本日は彗星の動画も撮影しています(動画については、また後日に掲載します)





パンスターズ彗星(C/2011 L4)と天王星

2013年3月12日午後6時46分頃撮影(JST)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D800、撮像範囲:FXフォーマット(36×24)
交換レンズ:
SIGMA APO 300mm F2.8 EX HSM
撮影法:
三脚固定撮影、露光時間:0.5秒を10枚撮影、
焦点距離:300mm、絞り:F2.8をF3.5に絞る、感度:ISO800、
画質:RAW、高感度ノイズ除去:NORMAL、長秒時ノイズ除去:ON、WB:AUTO
StellaImage Ver7.0aにて画像処理
(彗星核位置でコンポジット、画像はトリミングしてあります)

撮影地:三重県伊賀市(自宅から北北西へ280mの位置)

3月12日撮影の画像から、パンスターズ彗星と天王星のツーショット画像をトリミング。
新たに画像処理しました。天王星の光度は5.9等級です。

かなり無理をしてコントラストを上げる処理を施しましたので
画像が荒れています(御容赦下さい)
文字無し版はこちら





3月12日のパンスターズ彗星(C/2011 L4)

2013年3月12日午後6時46分頃撮影(JST)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D4、撮像範囲:FXフォーマット(36×24)
交換レンズ:
SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG HSM
撮影法:
三脚固定撮影、露光時間:0.5秒を10枚撮影、
焦点距離:200mm、絞り:F2.8をF3.5に絞る、感度:ISO1000、
画質:JPEG、高感度ノイズ除去:NORMAL、長秒時ノイズ除去:ON、WB:AUTO
StellaImage Ver7.0aにて画像処理
(彗星核位置でコンポジット、画像はトリミングしてあります)

撮影地:三重県伊賀市(自宅から北北西へ280mの位置)



3月12日のパンスターズ彗星(C/2011 L4)その2

2013年3月12日午後6時42分頃撮影(JST)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D800、撮像範囲:FXフォーマット(36×24)
交換レンズ:
SIGMA APO 300mm F2.8 EX HSM
撮影法:
三脚固定撮影、露光時間:0.5秒を10枚撮影、
焦点距離:300mm、絞り:F2.8をF3.5に絞る、感度:ISO800、
画質:JPEG、高感度ノイズ除去:NORMAL、長秒時ノイズ除去:ON、WB:AUTO
StellaImage Ver7.0aにて画像処理
(彗星核位置でコンポジット、画像はトリミングしてあります)

撮影地:三重県伊賀市(自宅から北北西へ280mの位置)

昨日3月11日よりも大気の透明度がやや落ちました。
それに加えて、天候悪化の兆しか、夕方頃から西空の低空に薄雲が広がり始めました。
やや厳しい条件下でしたが、取りあえず撮影には成功しました。
やはり、この日も肉眼による目視では彗星の姿を確認することができませんでした。
しかも、12X56の双眼鏡を使っても彗星を見つけることができませんでした。
しかし、それほどの悪条件であったにも関わらず、D800とD4のライブビューの
液晶モニターには彗星の姿がはっきりと映っていました。おおお?????
結局、この日最初に彗星の姿を発見したのは18時32分。
D800のライブビュー液晶モニター上においてでした。
ISO感度を適度に上げてライブビュー表示させると、目では見えるかどうか
ぎりぎりのレベルの彗星の姿を確認することが可能な様です。
コントラストをやや強めた画像や映像が液晶モニターに
表示されるチューニングとなっているということも関係していそうです。
この方法は今後、薄明時の彗星捜索にかなり使えそうです。





夕空のパンスターズ彗星(C/2011 L4)

2013年3月11日午後6時45分頃撮影(JST)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D800、撮像範囲:FXフォーマット(36×24)
交換レンズ:
SIGMA APO 300mm F2.8 EX HSM
撮影法:
三脚固定撮影、露光時間:0.5秒を8枚撮影、
焦点距離:300mm、絞り:F2.8をF4.0に絞る、感度:ISO800、
画質:JPEG、高感度ノイズ除去:NORMAL、長秒時ノイズ除去:ON、WB:AUTO
StellaImage Ver7.0aにて画像処理
(彗星核位置でコンポジット、画像はトリミングしてあります)
撮影地:三重県伊賀市(自宅から北東へ160mの位置)

今、話題のパンスターズ彗星(C/2011 L4)を撮影しました。
この画像を撮影した時の彗星の地平高度はたったの3.3度でしたが、
PM2.5や黄砂による影響が少なく、大気の透明度が良かった為、
この通り無事撮影することができました。

                        「撮影時の状況」
18時頃:撮影待機状態に入ったものの、彗星が全く見つからず。                
18時20分頃:双眼鏡で探しても全く見つからず。見えないのでは? と半分諦めムードが漂う
18時30分頃:彗星が一眼デジカメ(D800)の画像に写り始めた(後に画像を解析して判明)
18時33分頃:彗星が一眼デジカメ(D800)のライブビューモニターで確認できるようになった
          〜以後、機関銃の様に連写
18時54分頃:彗星が地上付近の木に隠れた(撮影終了)

結局、肉眼ではどこにあるのかさえよくわかりませんでしたが、
12X56の双眼鏡(Nikonのモナーク)でははっきりと尾を引いた姿が確認できました。





上の画像から、彗星部分を拡大

色が赤っぽく見えますが、地平高度が低い為、大気による影響かもしれません。
ダストの尾が見えるのみでイオンテイルは確認できません。







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