C/2009 P1 Garradd彗星
画像



C/2009 P1 Garradd彗星  画像集


C/2009 P1 Garradd彗星(その9)

2012年3月21日午後9時36分〜午後10時10分頃撮影(JST)
望遠鏡:タカハシε180ED(口径:180mm、F値:F2.8、焦点距離500mm)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D7000
赤道儀:タカハシ EM200 Temma2
120秒露光17枚撮影、画質:RAW、感度:ISO3200、WB:AUTO、
StellaImage Ver6.5aにて画像処理
彗星の核の位置を基準に加算平均)
(画像はトリミングしてあります)


地球との距離が離れてきて、少しずつ暗くなりつつありますが、
本日は何とかイオンテイルが写りました。
(イオンテイルを目立たせるために、いつもよりも強めの画像処理を
行っているので画像がやや荒れ気味です)





C/2009 P1 Garradd彗星(その8)

2012年3月14日午後9時25分〜午後10時01分頃撮影(JST)
望遠鏡:タカハシε180ED(口径:180mm、F値:F2.8、焦点距離500mm)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D7000
赤道儀:タカハシ EM200 Temma2
120秒露光18枚撮影、画質:RAW、感度:ISO2000、WB:AUTO、
StellaImage Ver6.5aにて画像処理
恒星の位置を基準に加算平均)
(画像はトリミングしてあります)


Garradd彗星とNGC4236銀河(光度9.7等)とのツーショットです。
半月前にはイオンテイルが派手に伸びていましたが、
今回の撮影では何故かイオンテイルが全く写りませんでした 
(;´д⊂
空の透明度が良くなかったからなのか、実際にイオンの放出量が急激に
減少したからなのか、不明です。





C/2009 P1 Garradd彗星(その7)

2012年2月28日午前1時23分〜午前2時12分頃撮影(JST)
望遠鏡:タカハシε180ED(口径:180mm、F値:F2.8、焦点距離500mm)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D7000
赤道儀:タカハシ EM200 Temma2
120秒露光24枚撮影、画質:RAW、感度:ISO2500、WB:AUTO、
StellaImage Ver6.5aにて画像処理
彗星の核の位置を基準に加算平均)
(画像はトリミングしてあります)


ISO2500で2分×24枚撮影した画像を処理したものです。
(総露光時間48分)




C/2009 P1 Garradd彗星(その6)

2012年2月28日午前2時25分〜午前3時05分頃撮影(JST)
望遠鏡:タカハシε180ED(口径:180mm、F値:F2.8、焦点距離500mm)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D7000
赤道儀:タカハシ EM200 Temma2
120秒露光20枚撮影、画質:RAW、感度:ISO3200、WB:AUTO、
StellaImage Ver6.5aにて画像処理
彗星の核の位置を基準に加算平均)
(画像はトリミングしてあります)


かなり高度が上がって撮影しやすくなってきました。

透明度が良かったので、思い切って感度をISO3200まで上げました。



(WIDE版)
撮影データは(C/2009 P1 Garradd彗星(その6))と同じで、写野を回転させてあります。

イオンテイルが、写野をはみ出して更に外側に伸びている様に思われます




C/2009 P1 Garradd彗星(その5)

2012年2月4日午前4時45分〜午前5時17分頃撮影(JST)
望遠鏡:タカハシε180ED(口径:180mm、F値:F2.8、焦点距離500mm)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D7000
赤道儀:タカハシ EM200 Temma2
120秒露光16枚撮影、画質:RAW、感度:ISO2000、WB:AUTO、
StellaImage Ver6.5aにて画像処理
彗星の核の位置を基準に加算平均)
(画像はトリミングしてあります)


元画像は2月4日撮影の画像と同じものですが、今回は彗星の核の位置を基準にして
画像処理を行いました。これでイオンテイルが若干見やすくなったのではないかと思います。





C/2009 P1 Garradd彗星(その4)

2012年2月4日午前4時45分〜午前5時17分頃撮影(JST)
望遠鏡:タカハシε180ED(口径:180mm、F値:F2.8、焦点距離500mm)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D7000
赤道儀:タカハシ EM200 Temma2
120秒露光16枚撮影、画質:RAW、感度:ISO2000、WB:AUTO、
StellaImage Ver6.5aにて画像処理
恒星の位置を基準に加算平均)
(画像はトリミングしてあります)


年明け以降、Garradd彗星が夜明け前の北東の空に見える様になってきたので、早く撮影せねばと
思いながらも、天候、月明かり、仕事の都合等の理由により、なかなか撮影ができなかったのですが、
2月4日の未明に やっと撮影することができました。
撮影時、天候があまり安定しておらず、晴れたり曇ったりを繰り返していました。
非常にヤキモキしましたが、なんとか晴れ間を狙って撮影に成功しました。

この日は、たまたまM92(球状星団)の近くを通過中であった為、
おもしろい画像を撮影することができました。 ( ̄ー ̄)ニヤリッ

画像の左端の方に見られる小さな渦巻銀河は、NGC6332(光度14.26等)です。
他にも多数の小さな系外銀河が写り込んでいます。


彗星核に対して、(この画像で)下側に伸びているのがダストテイル、
上側に伸びているのがイオンテイルです。地球、Garradd彗星、太陽の
位置関係が変化した為、イオンテイルとダストテイルの伸びる方向が
昨年10月に撮影した時とは全く異なっていました。
それに、久しぶりの撮影であるので、画像処理を終えた時点で、どこまで尾が伸びた姿が
得られるのか想像がつかず、しばらくの間、カメラのフレーミングに悩みました。

それと、精密に測定したわけではないのですが、彗星核を取り巻くコマの
単位面積あたりの明るさが、昨年の10月末頃よりも若干暗くなった様な気がします。
彗星全体としての光度はあまり変化していない(むしろ増光している)はずなのですが、
地球と彗星の相対距離が近づいたことにより、彗星の見掛けの視直径が大きくなり、
拡散して見える様になったことが原因なのかもしれません・・・。
とは言え、望遠鏡のファインダー(7×50)で、彗星の姿を確認することは充分可能でした。



おまけ画像 ↑モノクロ反転画像

イオンテイルは、この画像の更に外側まで伸びている様です。
画像の下側の帯状のムラは、カメラのミラーによるケラレで
減光が発生した為に生じたものです。





C/2009 P1 Garradd彗星(その3)

2011年10月27日午後6時40分〜午後7時28分頃撮影(JST)
望遠鏡:タカハシε180ED(口径:180mm、F値:F2.8、焦点距離500mm)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D7000
赤道儀:タカハシ EM200 Temma2
120秒露光24枚撮影、画質:RAW、感度:ISO2000、WB:AUTO、
StellaImage Ver6.5にて画像処理
(恒星の位置を基準に加算平均)
(画像はトリミングしてあります)


彗星の移動量が小さく、昨日の位置からあまり変化していません。
この後、夕空でどんどん高度を下げていき、11月初旬以降は月明かりの影響も出てくるので、
夕方の空で条件良く撮影を行うことは難しくなります。

(次にGarradd彗星の新規画像をHPで公開できるのは、
おそらく来年の1月以降になるかと思われます)




C/2009 P1 Garradd彗星(その2)

2011年10月26日午後7時06分〜午後7時54分頃撮影(JST)
望遠鏡:ORION NEWTONIAN ASTROGRAPH (口径:200mm、F値:F4.0、焦点距離800mm)
コマ補正レンズ:Baader Planetarium MPCC
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D7000
赤道儀:タカハシ EM200 Temma2
120秒露光24枚撮影、画質:RAW、感度:ISO3200、WB:AUTO、
StellaImage Ver6.5にて画像処理
(恒星の位置を基準に加算平均)
(画像はトリミングしてあります)


再度、Garradd彗星を撮影しました。
10月18日の画像と比較して、それほど大きな変化は見られません。

画像の右のほうに淡い天体が写っていたので、「もしかして新天体?」
と一瞬思ってしまいましたが、よく調べてみたらNGC6408(光度14.24等)の銀河と判明。
(やはり、世の中そんなに甘くはないですな)

このORIONの鏡筒を使用して撮影を行うのは初めてです。
焦点距離がやや長めの鏡筒が欲しくて導入したのですが、
F4.0のニュートンなので、コマ補正レンズ無しでは厳しいものがあります。
それに、MPCCを使用したとしても、ε180EDの方が星像がはるかにシャープで、
画像の大伸ばしにも耐えることがわかりました。
(ε180EDは高価ですが、本当に良くできた鏡筒であることを再認識しました)




C/2009 P1 Garradd彗星

2011年10月18日午後8時4分〜午後8時24分頃撮影(JST)
望遠鏡:タカハシε180ED(口径:180mm、F値:F2.8、焦点距離500mm)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D7000
赤道儀:タカハシ EM200 Temma2
120秒露光10枚撮影、画質:RAW、感度:ISO1600、WB:AUTO、
StellaImage Ver6.5にて画像処理
(恒星の位置を基準に加算平均)
(画像はトリミングしてあります)


Garradd彗星がかなり明るくなってきましたので、撮影しました。
現在、夕方の西空に見えています。
撮影前に望遠鏡で覗いたところ、予想していたよりもかなり明るく見えました。
おかげでカメラの写野内への導入、およびフレーミングは楽に行えました。
尾が伸びているのが確認できますが、あまり長くはありません。
来年2月頃には北天のりゅう座に移動し、2月後半には周極星になってほぼ一晩中見ることができます。
しかも、その頃には、現在よりも少しだけ明るく見える見込みですので、今から楽しみです。








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