17P/ホームズ彗星 画像集 その2
(2007年12月26日〜2008年3月8日)


17P/ホームズ彗星 画像集


3月8日の17P/ホームズ彗星(その2)
2008年3月8日午後7時36分〜午後8時46分頃撮影(JST)
SIGMA APO 300mm F2.8 EX HSM (絞り開放)+
D3 + EM200 Temma2 にて撮影
JPEG(画質優先)、画像サイズ:LARGE、画質:FINE、高感度ノイズ低減:NORMAL、長秒時ノイズ低減:ON、
180秒露光12枚撮影、ISO1600、WB:AUTO、StellaImage Ver5.1にて画像処理(恒星位置基準にて加算)
(画像はトリミングしてあります)




3月8日の17P/ホームズ彗星(その1)
2008年3月8日午後7時39分〜午後9時05分頃撮影(JST)
mini BORG60ED + 0.66XレデューサーDGT +
D70(IR改造機) + EM200 Temma2 にて撮影
300秒露光16枚撮影、画質:RAW、長秒時ノイズ低減:OFF、
ISO1600、WB:PRE SET、RAP Ver1.28でDARK減算、
StellaImage Ver5.1にて画像処理(恒星位置基準にて加算)
(画像はトリミングしてあります)





3月7日の17P/ホームズ彗星
2008年3月7日午後8時00分〜午後9時20分頃撮影(JST)
mini BORG60ED + 0.66XレデューサーDGT +
D70(IR改造機) + EM200 Temma2 にて撮影
300秒露光16枚撮影、画質:RAW、長秒時ノイズ低減:OFF、
ISO1600、WB:PRE SET、RAP Ver1.28でDARK減算、
StellaImage Ver5.1にて画像処理(恒星位置基準にて加算)
(画像はトリミングしてあります)


mini BORG60EDに0.66×レデューサーDGTを装着してホームズ彗星を撮影しました。
この状態での光学系のスペックは、口径60mm、焦点距離231mm、F3.8となります。
SIGMAの300mmF2.8望遠レンズよりも周辺減光が少ないので画像処理が楽です。
星像に関しても、mini BORGの方が写野周辺までシャープな像を結びます。




3月5日の17P/ホームズ彗星
2008年3月5日午後7時31分〜午後8時11分頃撮影(JST)
SIGMA APO 300mm F2.8 EX HSM (F3.5に絞る)+
D70(IR改造機) + EM200 Temma2 にて撮影
300秒露光8枚撮影、画質:RAW、長秒時ノイズ低減:OFF、
ISO1600、WB:PRE SET、RAP Ver1.28でDARK減算、
StellaImage Ver5.1にて画像処理(恒星位置基準にて加算)
(画像はトリミングしてあります)


現在、カリフォルニア星雲に大接近中です。
まだ宵の口の時間帯での撮影のため、光害による影響が大きく、なかなかコントラストが上がりません。
画像の端の方が暗くなっているのは周辺減光の影響によるものです
(画像処理ソフトで周辺減光を補正しきれませんでした)




2月25日の17P/ホームズ彗星
2008年2月25日午後7時27分〜午後8時36分頃撮影(JST)
SIGMA APO 300mm F2.8 EX HSM (F4.0に絞る)+
D3 + EM200 Temma2 にて撮影
JPEG(画質優先)、画像サイズ:LARGE、画質:FINE、高感度ノイズ低減:NORMAL、長秒時ノイズ低減:ON、
180秒露光8枚撮影、
ISO1600、WB:AUTO、StellaImage Ver5.1にて画像処理(恒星位置基準にて加算)
(画像はトリミングしてあります)


カリフォルニア星雲(画像左端)に接近中の17P/ホームズ彗星を撮影しました。
この画像、あまり写りが良くないのでHPに載せるかどうか随分悩んだのですが、結局公開することにしました。
鑑賞に耐えない画像ですが、学術的には価値があると思われますので・・・(多分)
今回の撮影時の条件は最悪でした。
夕方間もない時間帯で空がまだ明るく、しかも天候が悪化傾向で透明度が悪く、薄雲も通過。
結果、ISO1600、露光時間3分で撮影した画像は御覧の通り↓ ほとんど真っ白!

注:解像度変更のみ実施

こんな酷い写りの画像でも、8枚コンポジットし、怪しい画像処理を掛けることによって
今回の作例程度の画像を得ることは可能です。

実は昨日、2月24日も撮影に臨んだのですが、機材の設営中に天候が急変し、猛吹雪に。
機材を急いで片付けて30分後、外を見たらほぼ快晴の状態。なんじゃこりゃー。

また機材を外に出して撮影の準備を始めたら、ものの10分もしない内に雪が舞い始めてTHE END。
ワレ、なめとんのか〜\(`o″) (天に向かって、吼える天文屋)
最近、こんな調子が続いております (TдT) (涙)




2月10日の17P/ホームズ彗星
2008年2月10日午後7時10分〜午後7時50分頃撮影(JST)
ε−180ED +
D3 + EM200 Temma2 にて撮影
JPEG(画質優先)、画像サイズ:LARGE、画質:FINE、高感度ノイズ低減:NORMAL、長秒時ノイズ低減:ON、
60秒露光14枚撮影、
ISO3200、WB:AUTO、StellaImage Ver5.1にて画像処理(恒星位置基準にて加算)
(画像はトリミングしてあります)


久しぶりに17P/ホームズ彗星を撮影しました。
悪天候と仕事に阻まれ、しばらく撮影できなかったのですが、その間に随分と暗くなってしまいました。
月明かりと薄雲の影響で写りはイマイチですが、お許し下さいませ。
画像の右端に見えている星の固まりは、NGC1342(散開星団)です。



1月14日の17P/ホームズ彗星
2008年1月14日午後7時57分〜午後9時09分頃撮影(JST)
ε−180ED +
D300 + EM200 Temma2 にて撮影
JPEG(画質優先)、画像サイズ:LARGE、画質:FINE、高感度ノイズ低減:NORMAL、長秒時ノイズ低減:ON、
180秒露光12枚撮影、
ISO1600、WB:AUTO、StellaImage Ver5.1にて画像処理(恒星位置基準にて加算)
(画像はトリミングしてあります)


月明かりの残る空の元、17P/ホームズ彗星をD300で撮影しました。
ペルセウス座β(アルゴル)にかなり接近して参りました。

1月6日の画像を見て気付かれた方も多いと思いますが、D300はかなり青色が突出して写る傾向が強く、
D200と同じ画像処理を行っていたのでは青にカラーバランスの偏った画像となってしまいます。
今回はその点を考慮し、カラーバランスの取り方を見直しました。




1月6日の17P/ホームズ彗星
2008年1月6日午後8時13分〜午後9時01分頃撮影(JST)
ε−180ED +
D300 + EM200 Temma2 にて撮影
JPEG(画質優先)、画像サイズ:LARGE、画質:FINE、高感度ノイズ低減:NORMAL、長秒時ノイズ低減:ON、
180秒露光16枚撮影、
ISO1600、WB:AUTO、StellaImage Ver5.1にて画像処理(恒星位置基準にて加算)
(画像はトリミングしてあります)


17P/ホームズ彗星をD300で撮影しました。
撮像素子の画素のサイズがD200よりも小さくなった分、D200で撮影した画像と比較して
若干星像がシャープになった様な気がします(気のせい?)。

但し、D300ではD200よりもシビアなピント合わせを行う必要があります。
(つまり、ピントのわずかなズレで星像が肥大化してしまいやすいということ)
但し、D300にはライブビュー機能が装備されているので、ピント合わせは意外と苦になりません。
手持ちのカメラの中で一番ピント合わせが難しいと感じるのは、実は「D70」だったりします。
(LCDモニター、ファインダー像ともに極端に小さいことが原因)
ε−180EDの星像は非常にシャープな為、各カメラ毎の画素サイズの差を
ピント合わせ時にはっきりと実感することができます。

『参考:Nikon製デジタル一眼レフカメラ 撮像素子の画素サイズ比較』

D300:□5.49μm
D200:□6.05μm
D80:□6.05μm
D70:□7.8μm
D3:□8.45μm


D3は・・・・・ピントの山がはっきりしません。そんなわけで、撮影時はいつも
えいやぁで、ピントが合っていると思われる範囲の中心付近に合わせています。
D3とD300は両極端な性格を持つカメラだと言えると思います。





1月3日の17P/ホームズ彗星
2008年1月3日午後9時39分〜午後10時27分頃撮影(JST)
ε−180ED + D200 + EM200 Temma2 にて撮影
180秒露光16枚撮影、ISO800、WB:AUTO、StellaImage Ver5.1、RAP 1.2.8にて画像処理(恒星位置基準にて加算)
(画像はトリミングしてあります)


ε−180ED+D200で撮影しても、まだなんとか写野内に収まっていました。
彗星の後方に、系外銀河(NGC1171、NGC1175、NGC1186、IC284)が写り込んでいます。

かなり淡くなってきましたので、そろそろ2回目のバーストを起こして欲しいのですが・・・。



大晦日(12月31日)の17P/ホームズ彗星
2007年12月31日午後7時31分〜午後8時52分頃撮影(JST)
BORG76ED+EDスーパーレデューサDG/F4(焦点距離308mm、F4) + D200 + EM200 Temma2 にて撮影
300秒露光16枚撮影、ISO800、WB:AUTO、StellaImage Ver5.1、RAP 1.28にて画像処理(恒星位置基準にて加算、ノートリミング)


紅白もK1も無人島生活も見ずにホームズ彗星を撮影・・・、そして画像処理。(他にすることは無いんかいな・・・哀)
前回(12月26日)の撮影よりもたっぷりと露光時間を掛けました(合計80分!)。
結果、微光星の数が増えはしたものの、肝心のホームズ彗星の方の写りにはあまり変化が見られませんでした(哀×2)。




Nikon D3で撮影した17P/ホームズ彗星
2007年12月31日午後9時19分〜午後9時47分頃撮影(JST)
BORG76ED+EDスーパーレデューサDG/F4(焦点距離308mm、F4)
D3 + EM200 Temma2 にて撮影
JPEG(画質優先)、画像サイズ:LARGE、画質:FINE、高感度ノイズ低減:NORMAL、長秒時ノイズ低減:ON、
180秒露光4枚撮影、
ISO3200、WB:AUTO、StellaImage Ver5.1にて画像処理(恒星位置基準にて加算、ノートリミング)

画像を見て頂いたらすぐに気付くと思いますが、BORG76ED+EDスーパーレデューサDG/F4[7004]の
イメージサークルは、35mmフルサイズ(φ44mm)よりも若干小さいみたいです。
急激に光量が落ち込んでいる為、ステライメージの周辺減光補正でも補正しきれません。
新型の方のF4レデューサ[7704]は、「35mm版対応」とカタログに明記されていますので、旧品[7004]よりも
イメージサークルの広さが改善されているのかもしれません。ああ気になるなあ・・・(誰か教えて下さいませ)。

画像の右端に写っている青白い星は、ペルセウス座β(アルゴル)です。
17P/ホームズ彗星とアルゴルは2008年1月22日頃に最接近します。




12月26日の17P/ホームズ彗星と月

共通撮影機材
BORG76ED+EDスーパーレデューサDG/F4(焦点距離308mm、F4)D300EM200 Temma2 にて撮影

【画像左半分】「月」
2007年12月26日午後10時56分〜午後10時57分頃撮影(JST)
JPEG(画質優先)、画像サイズ:LARGE、画質:FINE、1/1600秒露光16枚撮影、
ISO200、WB:AUTO、StellaImage Ver5.1(加算平均)、(画像はトリミングしてあります)


【画像右半分】「17P/ホームズ彗星」
2007年12月26日午後6時20分〜午後7時13分頃撮影(JST)
JPEG(画質優先)、画像サイズ:LARGE、画質:FINE、高感度ノイズ低減:NORMAL、長秒時ノイズ低減:ON、
180秒露光8枚撮影、ISO1600、WB:AUTO、StellaImage Ver5.1(恒星位置基準にて加算)、
(画像はトリミングしてあります)


すみません。忙しかったのと、体調が悪かったのと、天気が悪かったせいでしばらくサボってました(反省)。

Nikonの最新デジカメ、D300でホームズ彗星と月を撮影しました。
ステライメージVer5がD300のRAWファイルの読み込みに未対応のため、JPEGで撮影しています。
撮影した画像を等倍で見ると、黒い点々があちらこちらにポツポツと・・・。
ステライメージVer5でダークピクセル除去を掛けてみましたが、JPEGではダークピクセルがうまく除去できないみたいです(泣)

久しぶりにホームズ彗星を月と比較してみましたが、更に大きくなっていました。
コマの直径は、なな、何と、月2個分!。この彗星、いったいどこまで大きくなるのやら。

ただ、拡散が進んだせいでかなり暗くなってしまい、肉眼だと探すのがつらくなってまいりました
(おおよその位置は分かっているので望遠鏡を向けるのは簡単なのですが・・・)
20X50の双眼鏡で観望したところ、あまりにサイズが大きく(そして淡く)なっていたため、
最初は、「???、雲かいな?」と思ってしまいました(笑)


下は、ノートリミング版の画像です(トリミングの有無以外、撮影データは上の「17P/ホームズ彗星」と共通)

BORG76ED+EDスーパーレデューサDG/F4(現行品のスーパーレデューサではなく、以前、製造数限定で生産されたものの方)
で撮影していますが、写野周辺部まで実にシャープに写っています。一般写真用のカメラレンズ(300mmF2.8)でここまで写るものは
存在しません(F2.8をF4.0に絞った程度ではこのレベルまで改善されません)。




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