103P/ハートレイ第2彗星 画像






10月18日未明の103P/ハートレイ第2彗星

2010年10月18日午前2時15分〜午前2時45分頃撮影(JST)
望遠鏡:タカハシε180ED(口径:180mm、F値:F2.8、焦点距離500mm)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D700
赤道儀:タカハシ EM200 Temma2
120秒露光15枚撮影、画質:RAW、感度:ISO2000、WB:AUTO、
StellaImage Ver6、RAP 2.0.1にて画像処理
(彗星の核の位置を基準に加算平均)
(画像はトリミングしてあります)


10日ぶりに103P/ハートレイ第2彗星を撮影しました。
短い尾が(この画像で)右斜め上方向に伸びているのが確認できますが、
10日前からあまり長さ(注:地球からの見掛け上の長さ)は変化していません。
彗星の向こう側にどの程度の長さの尾が伸びているのか、現時点では不明です。
日を追う毎に徐々に明るく、(地球からの見掛け上の)サイズが大きくなってきている
ことが実感できますが、それ以外に外観上の大きな変化は発生していない様です。

103P/ハートレイ第2彗星はこの後、10月21日に地球に最接近します。
近日点通過は10月28日(いずれも日本時間)で、それ以降は(地球から見た)
見掛けの明るさは暗くなっていく一方なのですが、徐々に彗星を横方向から見る
位置関係になっていきますので、尾が観測しやすくなると思われます。





10月7日の103P/ハートレイ第2彗星(その2)

2010年10月7日午後11時02分〜午後11時32分頃撮影(JST)
望遠鏡:タカハシε180ED(口径:180mm、F値:F2.8、焦点距離500mm)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D700
赤道儀:タカハシ EM200 Temma2
60秒露光30枚撮影、画質:RAW、感度:ISO2000、WB:AUTO、
StellaImage Ver6、RAP 2.0.1にて画像処理
(彗星の核の位置を基準に加算平均)
(画像はトリミングしてあります)


今度は彗星の核の位置を基準にコンポジットしました。
彗星の付近だけを切り出してかなり狭い範囲をトリミングしてあります。
総露光時間30分相当の画像をコンポジットすれば、淡い尾が見えてくるかもと思い、
必死で画像処理作業を行いましたが、結局何も新しい発見はありませんでした(トホホ)。
彗星と地球と太陽の位置関係により、今の時期は彗星の尾が
彗星の向こう側に伸びているので、尾が見えにくいのであります。
(そうとわかってはいても無駄な努力を惜しまない天文屋なのでありました・・・)





10月7日の103P/ハートレイ第2彗星

2010年10月7日午後11時22分〜午後11時32分頃撮影(JST)
望遠鏡:タカハシε180ED(口径:180mm、F値:F2.8、焦点距離500mm)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D700
赤道儀:タカハシ EM200 Temma2
60秒露光10枚撮影、画質:RAW、感度:ISO2000、WB:AUTO、
StellaImage Ver6、RAP 2.0.1にて画像処理
(恒星位置を基準に加算平均)
(画像はトリミングしてあります)


ペルセウス座の二重星団に接近しつつある103P/ハートレイ第2彗星を撮影しました。
二重星団を点像で描写する為に恒星位置基準でコンポジットしてあります。
その為、彗星の像が(10分間に移動した分だけ)伸びて写っていますのでご注意下さい。
10月8日から9日にかけての晩に最も二重星団に接近しますが、
残念ながら、やはり悪天候となってしまいました。





10月5日の103P/ハートレイ第2彗星
 
2010年10月5日午後11時21分〜10月6日午前0時01分頃撮影(JST)
望遠鏡:ORION 250mm/F4.8 + テレビュー:パラコア2”撮影用
(口径250mm、合成F値:F5.4、合成焦点距離:1358mm)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D700
赤道儀:タカハシ EM200 Temma2
120秒露光20枚撮影、画質:RAW、感度:ISO2000、WB:AUTO、
StellaImage Ver6、RAP 2.0.1にて画像処理
(彗星の核の位置を基準に加算平均)
(画像はトリミングしてあります)


いろいろ忙しくてなかな撮影できなかったのですが、ようやく103P/ハートレイ第2彗星を撮影しました。
コマが拡散している為なのか、予報光度よりもかなり暗く感じました。
(双眼鏡で探すと何とか位置がわかりますが、望遠鏡のファインダーで探すと、かなり骨が折れます)
尾の方もあまり伸びておらず、正直ちょっとガッカリ。
3年前の17Pホームズ彗星の様に、急激に大増光してくれないものでしょうか?


103P/ハートレイ第2彗星はこの後、10月8日にペルセウス座の二重星団に大接近しますが、
あいにく天気の方が良くないみたいです(悪雲退散!)



おまけ画像
ステライメージVer6で
モノクロ化し、反転した画像
ステライメージVer6で
レインボウ処理を7回繰り返した画像

 





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