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JJY時計(JJY音声を再現するキット)の概要

このキットは、和歌山県金屋町生石高原天文台の下代博之氏によって開発されました。
キットの概要の公開につきましては御本人の承諾を得ております。

(このキットの一般頒布はまだ行われておりませんので御注意下さい)
(頒布方法、頒布開始時期についても未定です)



この時計は、旧短波JJYをエミュレーションした音声信号を発生します。時刻アナウンスの間隔は、10分、5分、
1分を選択できます。LEDは4桁表示で、時分と分秒を切り替え出来ます。電源はDC12Vでカーバッテリーに
接続できます。内臓スピーカは最大出力1Wでボリュームで音量を調整できます。録音用出力(LINEレベル)も
用意しています。単独では、通常の水晶時計の精度ですが、マイコンGHS時計と接続すると0.1mSの高精度で
信号音を発生できます。

  ← JJY時計全体画像
  画像をクリックすると拡大されます

  スピーカー、ボリューム付きです。
  電子部品は既に半田付けされています。
  (四隅のねじとスペーサは撮影用に取り付けた
   もので別売りです)
             


操作ボタン
左ボタン:時分表示、モード切替
      LEDの表示を時分にします。3秒以上押し続けると設定モードになります。
右ボタン:分秒表示、数値設定
      LEDの表示を分秒にします。設定モード時は、数値の設定に使用します。

時計モード
電源を入れると、自動的に時計モードで、時分表示になります。マイコンGHS時計に接続している場合は、時刻が
UTCに同期した後、約1分後に自動的に時刻が合わせられます。

設定モード
左ボタンを3秒以上押し続けると設定モードになります。モード番号を送るには、左ボタンを押して下さい。設定
したい数値は右ボタンで設定して下さい。右ボタンを押し続けると、早送りになります。設定モードから時計モード
にするには、左ボタンを3秒以上押し続けて下さい。

1.** 時刻の「時」の設定です。
2.** 時刻の「分」の設定です。
3.** 時刻の「秒」の設定です。右ボタンで秒の値設定して、左ボタンを押した瞬間を正秒に設定します。
4.00  歩度の設定です。この時計の水晶は一般用ですから24時間で最大2〜3秒の誤差があります。設定数値は
     24時間当たりの進み遅れを秒で表します。−5〜5秒まで設定できます。(例:3を設定すると、時計を24
     時間あたり3秒の割合で進ませます。マイナス数値は遅らせます)
5.10  音声アナウンスの間隔を設定します。10で10分、5で5分、1で1分間隔です。
6.00  GHS時計と接続時に、世界時か日本時か選択します。0は世界時、9は日本時で表示します。GHS時計と
     接続しない場合は無効です。
7.01  毎時35分から40分の間、停波(信号を止める)をするか、しないかを設定します。1は停波有り、0は停波
     無しです。
8.01  秒信号の間に1KHzの信号を挿入するか、しないかを設定します。1は1KHz有り、0は1KHz無しです。

             
       
↑ JJY時計 部品実装面        ↑ JJY時計 LED、ボタン実装面
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接続端子の説明
1PPS 灰色:入力 マイコンGHS時計のGHS−2出力(OUT:28番ピン)と接続
RXD 緑色:入力 マイコンGHS時計のジュピター出力(SD1:TXD0)と接続
GND 黒色:入力 マイコンGHS時計のGND(0V)と接続
+12 赤色:入力 電源、+10〜14Vの電源と接続
GND 黒色:入力 電源、GND(0V)と接続
SP+ 白色:出力 スピーカーの+端子と接続
SP− 黒色:出力 スピーカーの−端子と接続
VR1 黒色:出力 ボリュームの1番端子と接続
VR2 黄色:出力 ボリュームの2番端子と接続
VR3 橙色:出力 ボリュームの3番端子と接続
AUX+ 青色:出力 外部音声出力、+端子  録音用です。(LINEレベル)
AUX− 黒色:出力 外部音声出力、−端子
  
             
             
↑ JJY時計とマイコンGHS時計の接続図
                画像をクリックすると拡大されます
              
(注意:ファイルサイズが231KBあります)

※注意 電源の接続は、十分確認して間違わないように接続して下さい。電源以外の端子に電源を接続
すると破損します。電源の極性を誤って逆に接続しても、破損しませんが動作しません。
マイコンGHS時計用の接続線や外部音声出力の接続線を使用しない場合は、基盤の根元から切断
して下さい。使用しない接続線をそのままに放置しますと、ノイズで誤作動したり基盤に接触して故障
の原因となります。
 



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