愛用の天文機材
天文屋が天体観望、天体撮影に使用している機材です。
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望遠鏡
BORG 76EDf4.0)
BORG76ED(f6.6)に、EDスーパーレデューサーDG/F4を取り付けたものです。
鏡筒をF4.0専用の短いもの(EDスーパーレデューサーDG/F4に添付されている)
に交換して使用します。F値が6.6→4.0に明るくなるため、短時間の露光で充分な
露出を得ることができ、彗星や微光天体の撮影などに威力を発揮しそうです。
EDスーパーレデューサーDG/F4はデジタルカメラ専用に設計されており、青ニジミを
抑えた設計となっています。50個のみの限定生産で、残念ながら現在は生産終了と
なっています。

BORG 45ED (f6.6)

口径45mm、焦点距離300mm、f6.6の屈折望遠鏡です。
現在所有している屈折では最小口径機です。
小さいながらもEDレンズが使用されており、100倍以上の高倍率でも像が崩れません。
本機はたいへん小型なため、ファインダーとしても使用できます。
BORGのパーツが取り付けられるのでそのほかにもいろいろな使い方に応用できそうです。
ORION OPTICS 250mm F4.8 ニュートン鏡筒 
口径250mm、焦点距離1181mm(公称値)、f4.8の反射望遠鏡です。
ニュートン式反射望遠鏡としてはDOB−32を既に所有していましたが、あまりに
大きくて重く、私の所有する赤道儀には乗せることができませんでした。ニュートン式
反射望遠鏡は色収差がゼロで、冷却CCDで撮影するのに適した光学系であるので
赤道儀に搭載することのできるものを以前から欲しいと思っていたのですが、ついに
本機を購入しました。口径のわりに重量が軽く、わずか8kgしかありません。眼視用と
してならVixenのGPD赤道儀でも十分実用になります。ただし、銀塩写真や冷却CCD
で撮影を行うのであれば最低でもタカハシのEM200クラスの赤道儀は必要と思われ
ます。   鏡面精度の鑑定書の画像   筒先側の画像   反射鏡側の画像
BORG 125ED (f6.4)
口径125mm、焦点距離800mm、f6.4の屈折望遠鏡です。
現在所有している屈折では最大口径機です。
中判カメラでの撮影を重視して設計されていますが私は冷却CCDでの撮像にも使用して
います(ガイド鏡:BORG 76ED、赤道儀:EM200と組み合わせた構成の画像)
口径のわりに鏡筒が細いため、眼視目的に使用する時は眼視用絞りを入れてコントラストを
向上させて使用しています。
BORG 125ED (f4.0)
口径125mm、焦点距離500mm、f4.0の屈折望遠鏡です。
上記の125ED(f6.4)と対物レンズは同じものです。f4.0用の短い鏡筒に対物レンズを
付け替え、これにファインダー台座と、前後にレデューサーを取り付けた中版ヘリコイドを
合体させると あら不思議。f4.0の短焦点の望遠鏡が出来上がってしまいます。
f値が小さいため、写真撮影の際の露光時間が短くて済みます。イメージサークルが
大きく、中版カメラの撮影にも対応できます。そのかわり、f値が小さい為 眼視観測には
向きません。
BORG 76ED(f6.6)

口径76mm、焦点距離500mm、f6.6の屈折望遠鏡です。
現在2本所有しており、1本はMeade LX200-20に同架、もう1本はBORG 125EDの
ガイド鏡
として使用しています。非常にシャープな像を結びます。2本を平行に並べて
双眼鏡として使用したりすることもあります。
76EDは現在は生産終了となっており、その後継機として、ほぼ同等のSPECの
77EDが販売されています。
BORG 76EDL(f10.0)

口径76mm、焦点距離760mm、f10.0の屈折望遠鏡です。
BORGにしてはf値が大きい望遠鏡で、眼視用途を重視して設計されており、
惑星観測向きです。黒点の細部を撮影したい場合にも向いています。
鏡筒は2分割でき、長さを短くして持ち運びできて便利です。
残念ながら、本機は現在生産終了となっています。
Takahashi FS-60C

口径60mm、焦点距離355mm、f5.9の屈折望遠鏡です。
BORG 45EDを購入するまでは最小口径機でした。
フローライトレンズを使用しているため結像性能は抜群です。
本機は焦点距離が短いため、広い範囲を撮影したい場合に便利です。
面積の小さいCCDチップカメラを使用しても月や太陽の全体を写すことができます。

Meade LX200-20(f10)

アメリカMeade社製、口径203mm、焦点距離2000mmのシュミットカセグレン式
望遠鏡で、コンピュータ制御で天体の自動導入が可能です。
天体の自動導入速度は1920倍速で、非常に高速です。導入精度も高く、80倍
程度の倍率であればほぼ視野内に天体を導入することが可能です。
1995年6月、円高が進み輸入製品の値段が非常に下がった(この望遠鏡も例外
ではなかった)ため購入に踏み切りました。
架台はフォーク式で、上下、左右方向に動く経緯台ですが、コンピュータの制御に
より、天体の日周運動を追尾することが可能です。ただし、写真撮影などで長時間
露光を行う場合は、視野の中で天体が回転してしまうため、別売りのフィールド
デロテータを装備する必要があります。別売りのウェッジを使用して水平回転軸を
傾ければ赤道儀として使用することも可能です(この場合はフィールドデロテータ
がなくても視野回転は起こりません)。
Meade DOB-32

口径318mm、焦点距離1525mm、f4.8の反射望遠鏡です。
口径の大きい望遠鏡ですが、鏡筒は紙(ボイド管)でできており、架台は木製である
ため たいへん安い価格で購入することができます(私が購入したのは95年12月で、
価格12万円(税別)、送料4千円でした)。架台は経緯台式で、手で鏡筒を押し引き
して見たい天体の向きに望遠鏡を向けます。フリーストップ式で、鏡筒の向きを固定
することはできませんが手を鏡筒から離しても重量バランスが取れているので鏡筒の
向きは安定しています。ファインダーにはテルラドファインダーを使用しています。






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