愛用の天文機材
天文屋が天体観望、天体撮影に使用している機材です。
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デジタルスチルカメラ




  Canon EOS Kiss Digital N
衝撃!天文屋、ついにCanon製デジタルカメラを購入

と言っても別にNikonを見捨てたわけではなく、基本的にはNikonを機材構成の
中心として考えています。CanonのEFマウント(EF−Sマウント)のカメラには、
専用のアダプタを使用すればNikon Fマウントのレンズを取り付けることが可能で、
天体撮影用のレンズはNikonのものを使いまわすことになりそうです(注:AFは働かず、
Exif情報も記録されないという制限はありますが、天体撮影に使う分にははあまり
気になりません。ちなみに、CanonのレンズをNikonのカメラに取り付けることは
物理的に不可能です)。

本機は重量が485gしかなく、2005年6月5日現在では世界最軽量のデジタル一眼レフ
カメラです(発売予告されているものを含めるとPentaxのist DLが470gで世界最軽量
ですが、発売開始は2005年7月上旬からの予定です)。
天体撮影用のカメラにとって軽いということは重要な要素で、接眼部への負担を軽減
できればたわみの影響を少なくすることができ、長時間露光時のガイドミスが起こりにくく
なります。

それに、本機は長時間露光時のノイズ発生量が非常に少なく、S/Nの優れた画像が
撮影できそうです。

ただし、気になる点がひとつ。旧機種と比べてバッテリーが小型化されてしまい、小容量
(720mAh)となってしまいました。天体撮影に使うにはこれでは心元無いので、DC12V→
DC7.4V変換の電源を製作予定です。





(↑注:上の画像は    
Coolpix990で撮影)
Nikon D70
Canonのデジタル一眼レフカメラ:EOS Kiss Digitalが発売されてからと
いうもの、「Nikonからも低価格のデジタル一眼レフカメラが発売されない
かなあ」とずっと思っていたのですが、2004年3月に ようやくD70が発売に
なり、発売から約1ヶ月半後(5月の連休中)に購入しました。
どうして3月に購入しなかったのかというと、過去に、ある新製品(Nikonではなく
S★N☆製品)のファーストロットに飛びついて、苦い経験をしたことがあったから
なのですが、D70に関しては初期ロットに不具合があったという話は全く聞かず、
ただの杞憂だった様です(いらん心配をせず、さっさと購入しておけば良かった)。

入手した当日、半日ほどいじって遊んでみましたが、とにかくそのCCDチップの
大きさ(23.7mm×15.6mm)には驚かされました。
CV-04やWATEC、ToUcamのCCDチップサイズに慣れていた天文屋にとっては
異常なほどの大きさに思えました。

それと、長時間露光時のノイズの少なさにも衝撃を受けました。ノイズ除去機能
OFFでも30秒露光くらいではほとんどノイズが見当たりません(Coolpix990では
30秒も露光すればノイズまみれの画像になってしまいます)。D70にはもともと
ノイズの少ないCCDが使用されているのですが、ノイズ除去機能をONにすれば
更に完璧な画像を得ることができます。

とにかく、これだけのものが10万円ちょいで買えるというのはすごくお得です。
Nikon Fマウントの交換レンズを持っている人には絶対お勧めです。

おまけ画像
  D70 上面    CCDチップのクローズアップ画像
  フォトエキスポ2004でのD70の展示の様子
  D70 スケルトン(フォトエキスポ2004にて撮影)
  
D70 水中撮影ハウジング(フォトエキスポ2004にて撮影
Nikon Coolpix 990
2000年12月、テレスコープセンター アイベルで購入しました。
用途は天体撮影がメインですが、天文関係の催しの撮影などにも使用して
います。Coolpix990には望遠鏡に接続するためのアイテムが多数市販されて
います。また、多彩なマニュアル操作が可能で、天体撮影にはもってこいの
機種です。画質(解像度、ノイズの少なさ 等)はD70に かないませんが、軽量、
コンパクトであるため 天体撮影時に望遠鏡の接眼部にかかる負担が小さくて
済みます。惑星撮影に対する適性ではD70よりも優れています。
本機にはまだまだ現役で活躍してもらうことになりそうです。
(←注:この画像はD70で撮影)





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