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天体画像集(気象現象)
天文屋が撮影した天体画像です。
見たい画像をクリックすると拡大されます。
(画像の無断使用を禁じます)




光柱現象

撮影時刻:2014年12月19日 午後6:56頃(JST)
デジタル一眼レフカメラ:SONY α7S
撮像範囲:24×16、感度:ISO2500、シャッタースピード:1/5秒
レンズ:SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM (Nikon用)
Metabones Speed Booster ULTRA (Nikon用)(絞り開放)
三脚固定撮影
StellaImage Ver7.1aで画像処理

何か薄っすらと光の柱の様なものが東の空に見えたので気になり、
急いでカメラを取り出して撮影したところ、光柱現象と判明しました。
珍しいものが見られて、非常に得した気分です。
(注:これは気象現象であり、UFOや地震の前触れ等の類ではありません)
原理的には、以前、このHPに掲載したことのある太陽柱(サンピラー)と同じで、
上空にある氷の結晶の平らな面に、地上から放たれた光が当たって
反射することにより、光の柱の様に見えます。この現象が発生する為には、
@上空に強い寒気が入り込んでいること
A上空(高層)に氷晶を含んだ層雲が存在すること
B無風状態に近いこと

C氷晶の雲の下に、光を遮る他の雲が無いこと
D地上に強い光源があること
といった条件が必要です(光柱の詳細については、こちら↓を参照)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E6%9F%B1#.E5.85.89.E6.9F.B1

肉眼では一番低い位置にある太いオレンジ色の柱が微かに見える
程度でした(肉眼でこの画像の様に派手に見える訳ではありません)。
私以外に、これが光柱現象であると気付いた人は、まずいないと思われます。





光柱現象(動画:8倍速再生)

撮影時刻:2014年12月19日 午後7:01頃(JST)
デジタル一眼レフカメラ:SONY α7S
撮像範囲:24×16、感度:ISO25600、シャッタースピード:1/20秒
レンズ:SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM (Nikon用)
Metabones Speed Booster ULTRA (Nikon用)(絞り開放)
三脚固定撮影


時間が経過しても光柱の位置は変化していません。
このことから、地上に光源があることが理解できると思います。






月暈と木星

2011年11月9日午後10時20分頃撮影(JST)
レンズ:Nikon AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR
(絞り:F3.5、焦点距離16mm)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D7000
三脚:ベルボン PH-150
露光時間:10秒、画質:RAW、感度:ISO200、WB:AUTO、
StellaImage Ver6.5にて画像処理

月と木星が接近していたので撮影しようとしたら、見事な月暈も出ていました。
(天候は明らかに悪化傾向。明日の天気の予報は雨です)
暈の色がはっきりと見える様、やや色彩を強調してあります。





幻日環

2010年4月10日16時41分頃撮影(JST)
デジタルカメラ:FUJIFILM F200EXR
露出:1/1100秒、感度:ISO100、WB:AUTO
焦点距離:6mm
JR油日駅の近くから撮影


あまりはっきりとは写せませんでしたが、
幻日環 (げんじつかん)を撮影することができました。
幻日環 に関する説明については、こちら↓を御覧下さい(他力本願寺)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%BB%E6%97%A5%E7%92%B0

幻日環が発生している時には、日暈と幻日も同時に見られることが
多いそうですが、今回は全て同時に発生していました。





幻日(その1)

2009年10月23日16時25分頃撮影(JST)
デジタルカメラ:FUJIFILM F100 fd
露出:1/250秒、感度:ISO100、WB:AUTO
焦点距離:16mm
自宅近くから撮影

(注)左側が本物の太陽です



幻日(その2)

2009年10月23日16時25分頃撮影(JST)
デジタルカメラ:FUJIFILM F100 fd
露出:1/150秒、感度:ISO100、WB:AUTO
焦点距離:32mm
自宅近くから撮影


幻日 (げんじつ) とは、太陽と同じ高度で太陽から約22°離れた位置に光が見える
大気光学現象のことで、雲の中に含まれる六角板状の氷晶が太陽の光を屈折させる
ことによって発生します。氷晶の屈折率は光の波長によって異なるため、虹のように
色が分かれて見えます(太陽に近い側が赤色、太陽から遠い側が紫色)。
年中いつでも見られるわけではなく、気温の低下する秋〜冬頃が最も出現確率が高くなります。





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